ヒト由来のプラセンタがヤバい
このプラセンタサプリの効果が別格でヤバいって話があって、
その秘密はなんぞや？ってなご質問がありました。
引くくらい効果があったとのコメントをSNSに挙げている人がいたそうで、
その商品を調べてみたわけですが・・・
結論からいえば、ヒト由来のプラセンタ、つまりヒトの胎盤を使用しているものでした。
ヒトプラセンタは医薬品でしか使用ができないので、
サプリではなくて薬になります。
豚や馬、鹿だの羊だのに比べ、ヒトプラセンタの効果は段違いです。
含まれている成長因子がヒトのものと同一なわけですから、
効果が直接的なので、当然といえば当然で。
肝機能障害、更年期障害のお薬として使われているのですが、
美容医療としても昨今では使用されています。
ほとんどは注射で打たれます。経口投与より即効性があります。
まあ、経口投与のほうが手軽ですし、価格的には注射よりも
圧倒的に安いので、重宝されているわけです。
効果も高く、お値段も比較的安いわけですが、
もちろんデメリットも色々あります。
①価格
あくまで注射と比べれば安いってだけで、
プラセンタのサプリと比べれば高額となります。
動物と比べると、入手は困難ですし、少子化の進む日本では
なおさら希少なものとなっています。
おまけに日本人の胎盤は中国で高く売れるので、
そっちに結構流れてるんですよ。
ですので、これくらいは許容していただくしかないです。
②手軽に買えない
ヒトプラセンタは医薬品になりますので、ネットでポンって買えません。
医師の処方箋が必要となります。
取り扱ってる病院に足を運んで、処方箋を出してもらう必要があります。
近くにそういった病院があればよいですが、なければ手に入れることすら
難しい話になってきます。
また、本来は薬となるので、美容目的で処方してくれるかどうかって
問題もあります。
③感染症のリスク
一応、感染症のリスクがあります。
限りなくゼロに近く、実際に感染したとの実例は存在しません。
ただ、可能性はゼロではないので、念のためにってな話。
懸念されているのはクロイツフェルトヤコブ病。
分かりやすくいうと、狂牛病のヒト版って感じの病気。
脳内のプリオンというタンパク質が異常をきたし、
脳がスカスカになる病気。
この病気の原因として、この種族は死者の脳を食べる習慣があるんです。
狂牛病の原因もエサに牛骨粉が混ざっていたからといわれ、
同種族を食するのは自然界では禁忌であり、自然の摂理に反した
結果なのではないかともいわれているわけよ。
そのため、ヒトプラセンタを注射すると、献血とか輸血とかできなくなります。
そういう意味では、経口投与はまさに人を食べる行為なので、
注射よりもリスクは高いです。
（まあ、それでも可能性はゼロに近いでしょうけどもね）
また、未知のウイルスに感染する可能性もゼロではないわけで。
HIVに感染している胎盤が万が一混ざってしまったら、
HIV薬害の再来になる可能性はあるわけです。
もちろん、そんなことは起こらないような体制はとられているんですけどもね。
あくまで、宝くじの1等が当たるよりも低い確率ですが、
ゼロではないって話。
④カニバリズム
③と話はかぶるのですが、ヒトを食べる行為に他ならないわけで。
それに対する抵抗がないのであれば、関係ない話ですが・・・
抽出したものだから問題ないとの考えもありますが、
あまり気分のよいものではないわな。
⑤負のフィードバック作用
成長因子は脳で濃度を管理されており、血中濃度が薄すぎたら量を増やすし、
濃すぎたら量を減らすように作用します。
毎日供給されるのであれば、作る必要がなくなり、
サボるようになります。
若いうちはあんまり常用するのはおススメできんかなー