化粧品業界あれこれ

一時、炭酸が流行って、何でもかんでも炭酸入れるみたいな時期がありました。 例に洩れず、炭酸シャンプーなるものも出てきました。 ただ、問題点がいくつかありまして、加工先が限られており、 しかもロットが大きいという問題。 加工賃も高めと予算の問題が挙げられます。 経済ロットは10000個からですからねー...
①合成香料高配合のシャンプー 「においがよい」ということで非常に高い評価をされている シャンプーがあったんですよ。 販社も前面に「香り」を押し出しており、こだわり抜いたのでしょう。 成分表を見て驚いたのが、香料が1%以上入っていたわけ。 普通は香料って成分表の最後のほうに書かれます。...
NMNの認知もままならないのに、さらにその先へってか。 NMNは何かというと、ニコチンアミド・モノヌクレオチドの略で、 ナイアシンアミドから体内で合成され、NMNはさらに NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)に変換されます。 NADは何をするのかというと、ATP産生に関わる電子伝達物質。

とあるクレンジングで全成分表示のTOPにヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルが 来ている商品があったんですよ。 正直、目を疑いました。 クレンジングは大きく分けて2種類に分類されます。 所謂クレンジングオイルと呼ばれているものは、溶剤型と呼ばれ、 油分が基剤の大半を占めます。 もう1つが界面活性剤型と呼ばれるもので、水が基剤の大半を占めます。...
資生堂は、皮膚のリンパ管に女性ホルモンが直接的に作用し、 リンパ管の安定化に寄与することを発見しました。 資生堂、皮ふのリンパ管の機能低下に女性ホルモンの減少が関与していることを解明 女性ホルモンが急激に減少する更年期以降にリンパの流れが滞り、 むくみやすくなることは知られていましたが、それはリンパ管の体積は小さくなり、...
医薬部外品って分類ができたのは、全成分表示義務化に伴い、 一部で全成分書きたくないって駄々をこねたところがきっかけなわけ。 まあ、大手なんだけども。 じゃあ、全成分書かなくてもよいし、書いたとしても順不同でもOKに する代わりに、縛りを設けたのが医薬部外品です。 メリットとしては効果効能を謳える(決められた範囲で)ってのが挙げられます。...
この特定の成分をネガティブキャンペーンをして、 自社の商品を売ろうって手法は昔から行われています。 これもその一環ではあります。 ノンカチオンシャンプー カチオンが入っていないシャンプーってやつです。 ほとんどの人は、カチオンってなんやねんと思うことでしょう。 カチオンとはプラスに帯電しているもののこと。...
とある商品で、泡で塗るオールインワン的な? 商品があったのですが・・・ 界面活性剤が記載されていなかったんですよね。 いや、絶対入ってるやろとは思ったのですが、 もしかしたら最新の技術で界面活性剤なしで 泡にできるようになっている可能性もあったので、 取り寄せてみました。 もしそうなら、それはそれで興味深いことなので。

グリチルリチン酸2Kはもっともよく使われている抗炎症剤。 また、医薬部外品の有効成分としてもよく使われます。 肌荒れ改善、美白効果で部外品登録することができます。 美白効果は抗炎症作用の延長で、炎症を抑えることで メラニンの産生を抑制すます。 ちょっと気になったのは、グリチルリチン酸2Kを医薬部外品に している商品をラインで使うことに対して。...
刺激になりそうなもの、一切入っていないのに、 なんか刺激を感じた、肌が荒れたって声がある商品がありまして・・・ しかも抗炎症剤もしっかり入っているにもかかわらず。 普通はあり得ないはずなんですよね。 ちょっとした炎症であれば、抗炎症剤で抑え込んでしまうので。 パッと見、悪い成分は入っていないし、炎症なんて起こるわけない と思ってたんです。...

さらに表示する