乾燥肌の原因

乾燥肌の原因①【洗顔】

正直、乾燥肌の最大の原因が、

普段行っている【洗顔】だと言われます。

 

特に女性は化粧をします。

その落とし残しが肌に悪影響を与えるということで、

キレイにしっかり洗い流すことに主眼が置かれた

洗顔剤が開発されていきました。

 

特に、時代が遡るほど、落ちにくく、

有害なものが多かったわけですから。

 

また、ライン使いを進められると思いますが、

化粧水の浸透感を出すには、

できるだけ洗浄力が強力なほうが

都合がよかったという背景もあります。

 

また、思春期のニキビを何とかしたい一心で、

過度な洗顔をしてしまうケース、

石鹸ブームなどの影響もあります。

 

 

さて、洗顔の何が悪いか?

 

多くの人が界面活性剤が悪いと思っている人が多いですが、

そもそも汚れを落とすのは、油です。

 

水で落ちる汚れは、水でいいわけです。

ただ、お肌には水で落ちない汚れがあるわけです。

 

古い角質や余分な皮脂なども、それにあたります。

化粧もそうですね。

 

これらは、いったん油に溶かし、

界面活性剤がその油を捕まえ、

水で洗い流せるようにする。

 

それが石鹸の仕組みです。

 

 

問題なのは肌のバリア層である、

細胞間脂質(セラミド)も油であること。

 

洗顔時にこれを溶かして洗い流してしまうことです。

つまり、洗顔時にセラミドを流出させてしまっているわけです。

 

油の特性上、皮脂はよく溶かすが、細胞間脂質は溶かせないとか、

その逆とか、両方溶かしてしまうとか、色々あるわけです。

 

洗い上りがスゴイさっぱりする石鹸、洗顔フォームは、

セラミドまでも洗い流している可能が高いです。

乾燥肌の原因②【湿度】

本来、セラミドが十分であれば、

外気の湿度に影響はされにくいわけですが、

 

一般に湿度30%以下になると

お肌の乾燥が進むと言われます。

 

特に冬場は乾燥して湿度が低いうえ、

寒さで血管が委縮し、栄養が肌まで行きわたらず、

代謝不良を起こすために、セラミド不足が起きます。

 

そのため、冬場は乾燥に悩まされる人が多いのです。

 

また、近年はエアコンの普及により、

年中乾燥した状態で生活しています。

年中冬の状況を作りだしているため、

乾燥肌で悩む方は、増える傾向にあると言われます。

乾燥肌の原因③【紫外線】

光老化というものがあります。

 

適度に紫外線を浴びれば、

ビタミンDの合成も進みますので、

必要なことではあるのですが、

 

浴び過ぎは老化を促進します。

 

紫外線を浴びた肌は、

寿命が縮むと言われます。

 

そのため、ターンオーバーが早まるわけです。

極端な例をいえば、日焼けしすぎると、

皮がめくれますよね?

 

その結果、まだ成熟不足な肌が露見します。

つまり薄い、弱い肌です。

 

当然、保湿能力も弱いので、

肌の水分が奪われます。

 

また、紫外線の影響で、

様々な分解酵素の働きが活性化されます。

 

コラーゲンを分解する酵素、

ヒアルロン酸を分解する酵素、

そして、セラミド分解酵素。

 

肌全体の老化が進み、

結果として乾燥肌になってしまうのです。

乾燥肌の原因④【ホルモン】

加齢による老化である・・・

といってしまうと身も蓋もないのですが、

 

1つの原因として、ホルモンの減少が挙げられます。

 

まず、成長ホルモンの現象ですが、

このホルモンはあらゆる代謝に関わってきています。

成長ホルモンは夜寝ている間に分泌されます。

 

だから、年齢に関係なく、

寝不足が続くと、肌がくすんだり、肌荒れが起きたりします。

 

ターンオーバーが正常に行かなくなります。

 

また、女性ホルモンは若さを保つホルモンです。

女性の方が、女性ホルモンが減ってしまうので、

50代、60代での老け込み方が早くなります。

 

水分、脂のバランスの調整などができなくなるのが原因と言われます。

乾燥肌の原因⑤【生活習慣】

栄養の偏り、睡眠不足、ストレスなどなど、

日ごろの生活習慣が乾燥肌を招いている場合があります。

 

例えば、ダイエットで油を取らないような生活をすれば、

皮脂が不足し、肌がカサカサしてきます。