Wシコンエキス+ビタミンB群
新日本製薬は、薬用植物ムラサキの研究を長年進める中で、ムラサキの根由来の
WのシコンエキスとビタミンB類の組み合わせにより、
皮膚バリア機能に関わる遺伝子の発現が増加し、バリア機能を向上させる効果があることを
確認したとの記事がありました。
特許も取得しているそうな。(特許第7835945号)
上図は水溶性紫根エキスの遺伝子発現促進効果を見たものになります。
IVL遺伝子はインボルクリンというタンパク質をコードしており、
コーニファイドエンベロープ(CE)を構成するのに使われます。
CEは角質細胞を覆う膜になります。
FLG遺伝子はフェラグリンをコードしており、フェラグリンは天然保湿因子と
なります。
SPTLC3遺伝子はセリンパルミトイルトランスフェラーゼという酵素をコードしています。
セラミド合成起点となる酵素になります。
CERS3遺伝子はセラミド合成酵素をコードしています。
脂肪酸とスフィンゴシンをくっつける酵素となります。
遺伝子の発現量が無添加と比較すると、何倍にもなっており、
高い効果が期待されます。
紫根エキスだけでも十分バリア機能の向上効果があることが証明されたわけですが、
新日本製薬はここで満足しなかったわけです。
まあ、差別化できないからね。
紫根エキスは水溶性と油溶性のものが存在しており、
水溶性+油溶性紫根エキスで同様の実験を行いました。
なぜか、水溶性だけのときよりも活性が奮わないという結果に。
ちょっと意味が分からないのですが、おそらくですが水溶性の量が半分になって
いるからだと思われます。
ぶっちゃけ、油溶性にはこれらの遺伝子の発現を促す効果はないのではないかと。
さらに、ビタミンB6ジカプリレート、ビオチン、シアノコバラミンを加えると、
セラミド関連酵素の発現が劇的に増加することが確認されました。
とくにIVL遺伝子、SPTLC3遺伝子の発現が水溶性紫根エキス単体よりも
明らかに強化されているのが見て取れます。
逆に残りの2つはそんなに変わらないです。
油溶性紫根エキスを使用しなければ、もっと高い数値になっている可能性がありますが、
紫根エキス+ビタミンB群だと真似しやすしですからね。
パクリ防止のための措置ではないかと思われます。
また、W紫根エキスと言ったほうがなんか凄そうですしね。
特許も取っているわけですから、別になくてもよかったと個人的には思います。
弊社は初期から紫根エキスを使用していましたが、まさかこんなにも
セラミドに関連している成分だったなんて!って気分です。
ナイアシンアミドもビタミンB群の一種ですから、割と理に適った
処方になっていたわけさね。
ナチュセラローションの無駄に高い保湿力の源は、紫根エキスだったとは。
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