保湿に新たな視点
花王は、周囲の水分を引き寄せ角層水分量の増加をもたらす
Water Capturing Skin 技術を構築しました。
日本語では捕水肌というそうな。
従来の保湿は「水分を補い」・「保持する」というものでした。
与えて、守るってわけですね。
今回、花王が発表した技術により、「与える」でも「守る」でもない、
「応答する」なんだそうな。
正直、何を言っているのか分からないと思いますが、
私もよくわかっていません。
こちらの技術開発は天然保湿因子(NMF)の働きを最大化させることを目的として
スタートしたものになります。
肌の水分量はほとんどが角質細胞内にあり、その維持にはNMFが重要な働きをになっています。
その研究において、特定の物質の組み合わせにより強い吸湿現象が生じることを発見します。
湿気を取るようなものってあるじゃないですか。
特定の成分を組み合わせることで、それと同じ現象を引き出せたってわけ。
その組み合わせがスクロース、セリン、塩化Na
大した成分入っていなのに、うるおいって名を冠していたのは
この技術が使われていたからなんですな。
で、スクロース、セリン、塩化Naを混ぜたものを加えることによって、
時間経過とともに肌の水分量が増加することが確認されたと。
通常の保湿は付けた瞬間がピークで、経時と共に水分量は減少していきます。
このピーク時を引き上げるのが「与える」で、水分量の減少を抑えるのが「守る」
なんですが、捕水は水分量が経時と共に増えることを指すようです。
さらに、花王お得意の疑似セラミド+ユーカリ葉エキスによるセラミドケア処方と、
捕水技術を使った処方を比較した結果、捕水技術の処方のほうがバリア機能を高める
成分が含まれていないにもかかわらず、水分蒸散抑制力が凄かったという結果に。
セラミドケア処方と比較して、10倍以上の蒸散抑制力を示しています。
ぶっちゃけ、セラミドケア処方、全然保水できてないやん・・・
ともいえるんですけど。
今後、花王の製品にはもれなくこの技術が使われていくことになると思われます。
原料原価が非常に安いものを組み合わせで、従来のセラミドケア処方を
越えてくるわけで、コスパが良すぎるので、使わない選択肢はないでしょうから。
正直、比較製剤がしょぼいから凄い結果に見えるって側面はあります。
しかしながら、この技術の本質はそこではないのです。
コストをかければ、高い保湿性を実現するのは難しいことではないです。
ヒト型セラミドをちゃんと配合すれば、高い保湿性を再現できるわけです。
低コストでそれらと同じ効果を出せたってところが、この研究の成果なわけ。
ほとんど予算をかけることなく、従来品の保湿力を跳ね上げることになるので、
利益率はそのまま、お値段そのままで、保湿性だけが高くなっていると、
企業もお客様もWin-Winなわけさね。
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