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β-ガラクトシルセラミドのタイトジャンクション強化作用

馬セラミドの新たな効果

ロゼット株式会社が宇都宮大学との共同研究により、β-ガラクトシルセラミドを主成分とする

天然セラミド(馬セラミド)皮膚の“第2のバリア”であるタイトジャンクション機能を強化する

ことを明らかにしました。

 

馬セラミドは植物セラミドと異なり、ガラクトシルセラミドとなっています。

植物セラミドはグルコシルセラミド。セラミド+グルコース。

馬セラミドはセラミド+ガラクトース。

同じ糖セラミドではあるのですが、くっついている糖が異なります。

 

10年以上前は馬セラミドこそ至高といわれていましたが、その根拠は一切なく、

現在ではヒト型セラミドが主流となっています。

 

なぜ、データがなかったのかというと、馬セラミドは馬の脊髄から抽出されます。

まあ、超希少品なわけ。

取れる量に限りがあるので、実験にガンガン使えないんです。

 

で、馬セラミドについてのデータは、角層セラミド合成促進作用くらいしかありません。

糖セラミドは細胞間脂質にはならないけども、セラミドを増やす効果があるというわけ。

しかしながら、その効果はナイアシンアミドと同等。

馬セラミドは非常に希少で高価な原料。

コスパではナイアシンアミドには敵わないんです。

 

抗シワで医薬部外品の有効成分となったナイアシンアミド。

こっちのほうが有名になり過ぎて、馬セラミドの需要は著しく減っています。

新しい、ナイアシンアミドにない効果の確認が急務だったわけです。

 

今回の研究で馬セラミドがタイトジャンクション関連分子(Claudin-1、Occludin等)

の発現を増加し、タイトジャンクションを強化することが確認されたと。

 

タイトジャンクションは細胞間を繋ぐ物質で、JAM、クローディン、オルクディンといった

タンパク質で構成されており、細胞間からの蒸散を防ぐ第二のバリアとして機能しています。

 

関連分子はこれらタンパク質のmRNAの産生量を調べ、馬セラミドでこれらが

有意に上昇するという事が確認されたそうな。

データは公開されていないので、正直判断しかねるところではあります。

 

タイトジャンクションといえば、一丸ファルコスのマンダリンクリア。

マンダリンオレンジの果皮の抽出物なんですが、タイトジャンクション形成促進

効果があります。

 

本当に優秀な原料でして、エビデンスは申し分ないです。

in vitroでもin vivoでも有効性が確認されています。

タイトジャンクションといえばコレってくらい、界隈では有名になってますからね・・・

これを超える効果があるのかねえ?

 

コスト面で馬セラミドはネックになってくるよなー

いくら2つの効果があるっていっても、ナイアシンアミド+マンダリンクリアの

10倍近い価格になっちゃいますから。

 

ぶっちゃけ、ヒト型セラミドよりも高いです。

 

安価にガラクトシルセラミドが取れれば話が変わってくるんですけど、

現状はガラクトシルセラミドは馬セラミドにしか含まれていません。

 

ちなみにα-ガラクトシルセラミドにて免疫強化作用が確認されており、

ガン治療方面では非常に注目度が上がっています。

ガラクトシルセラミドを高配合しているものを血眼で探しているってのが

現状なんでしょう。

 

グルコシルセラミドから糖を外す技術は確立されていますので、

将来的にはセラミドにガラクトースをくっつけるなんてことが

可能になる日がくるかもしれません。

 

まあ、現状を変化させるインパクトはないです。現状。

 

 

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