スイゼンジノリ多糖体
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サクランって原料がありまして、グリーンサイエンス・マテリアルって
会社が販売している原料になります。
日本固有のラン藻である「スイゼンジノリ(水前寺海苔)」から抽出した成分。
スイゼンジノリは極めて透明度の高い湧水の中でしか生きられず、
しっかりと管理された状態で大切に育てられたスイセンジノリを使用しているとのこと。
2006年、北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科金子研究室の研究者によって
スイゼンジノリから寒天状物質、サクランを抽出することに成功しました。
サクランは多糖類の一種になります。
分子量は1600万と非常に高分子。
高分子として知られるヒアルロン酸で300万なので、
相当デカいです。
当時はヒアルロン酸を超える保水力があるってことで、
かなり注目されていたのですが、個人的には浸透しないものに
あんまり興味はなかったので、スルーしてきました。
最近、理想の日焼け止めってものを追究しており、
紫外線だけではなく、花粉やpm2.5なんかも防ぐ
アンチポリューション効果も付与したいなと考えています。
アンチポリューションに特化した美容液といっても過言ではない
ような日焼け止め、化粧下地を作りたい。
被膜を形成して、がっつり肌を守ってくるような成分ないかなー
って探していたところ、もしかしてサクランが最強じゃね?
っと思ったわけです。
しばらく見ないうちにエビデンスがめっさ増えてるってのも驚きですが、
アンチポリューション原料で、物理的に遮断するデータって、
サクランくらいしかないんです。
おそらくですが、シリコンなどで膜を作れば、
物理的遮断は可能でありニーズがあまりないからだと思われます。
でも、どうせなら天然成分のほうがよいっすよね。
花粉の付着率を調べたデータがあるのですが、
サフランBを1%塗布した場合、81%花粉をカットできたとのこと。
保水性はヒアルロン酸の5倍。
食塩水に至っては10倍もの水分を保持したとか。
これは化粧品として色々混ぜた状態でも保水力を維持するってことですね。
完全に外部からの刺激をシャットダウンするので、
自身の力で肌状況が改善されるそうな。
かゆみを軽減するほか、物理的にひっかきから肌を守るので
ステロイドを塗るより効果的との声もあるくらい。
メカニズムは定かではないですが、
肌の明るさが向上する、トーンアップするんだとか。
塗るだけで。
また、色ムラを抑える効果もあるそうで、
日焼け止めに入っていたら最高じゃん。
まあ、問題は買えるかってことですが・・・
あとは粘性が凄い高いので、製品への影響と、
モロモロの原因になったりしないかっていうのもあるか。
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