温泉豆もやしの活性型イソフラボン
ダイズ芽エキスといわれると、どうしてもフィトポリアミンの
ことだと思ってしまいますが、今回ご紹介するのはサティス製薬のオリジナル原料。
山形県米沢市にある小野川温泉で栽培されているもやしで、
温泉の水と熱を利用して栽培され、非常に長いもやしになります。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=402x10000:format=jpg/path/s3b67276d0eccefb9/image/i23fcf626fe44e535/version/1633041654/image.jpg)
写真は根っこがカットされているのです。
実際は根っこがあり、この捨てられる部分を活かそうという
試みた結果、この原料ができたわけです。
ダイズ芽エキスと表示しますが、実際は根の部分を使ってると。
捨てる部分って理由だけではなくて、根を使う利点がもちろんあります。
マメ科の植物ってのは、共生菌がいて、窒素固定するわけですが、
菌と触れ合う根の部分ではイソフラボンが活性化されると。
イソフラボンは通常は配糖体といって、糖がくっついた状態で存在します。
菌はこのイソフラボン配糖体から糖を剥がして、糖をエネルギー源として利用します。
その結果、アグリコン体となり、これが活性状態というわけ。
イソフラボンには女性ホルモン様作用がありますが、
これは女性ホルモン受容体にイソフラボンがはまることができるから。
ただ、配糖体の状態だと受容体には入れないわけ。
まあ、配糖体の状態では吸収されないので、腸内細菌によって
アグリコン体に分解されてから吸収されるんですけどね。
化粧品で使う場合、配糖体では困るわけよ。
肌の常在菌では配糖体を分解できないので。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s3b67276d0eccefb9/image/ic14213ab2aa5a4b0/version/1633042633/image.jpg)
もともと、温泉豆もやしの根には活性型イソフラボンが豊富だったわけですが、
独自の技術で、さらにたくさんの活性型イソフラボンを得ることができた
ってな原料になります。
原料のストーリー性があるので、どちらかといえば
サプリの原料にしたほうが需要はあったんでないかなー
と思わなくもないかな。
イソフラボンの女性ホルモン様作用によって、
コラーゲンの産生を高めたりする効果はあると思います。
まあ、データがあるのはヒアルロン酸産生促進効果ですが。
ヒト試験を色々しているのですが、他のイソフラボン原料との
比較のため、ぶっちゃけ差が弱いデータとなっています。
そこはブランクとの比較でよかったんでないかなと思います。
なんかあんまり差がないなーという印象を受けてしまいます。
もしかして、ブランクと配糖体との差がない?
推奨濃度は5%。
使用するにはサティスで作る必要があります。
オリジナル原料めっさ増えとるなー
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