豆乳発酵液の抗酸化作用

黒豆を乳酸菌で発酵したやつ

三省製薬の原料になるんですけど、黒豆と乳酸菌で発酵させた原料、

豆乳発酵液って原料があります。

この原料にフリーラジカル、まあ活性酸素ですね、を除去する効果があるとのこと。

 

まあ、黒豆の黒色の成分には確かに高い抗酸化作用があるので、

抗酸化作用はあるのは間違いないのですが・・・

そんな濃度、配合できへんで。

 

原液で販売するってのであれば、このデータは有効かもしれませんが・・・

確かに原液販売はありかもね。

超優秀な原料なんで。

 

この豆乳発酵液、弊社でもちょくちょく使わせてもらっているのですが、

名脇役って感じで捉えていました。

組み合わせでダメってものはなく、しっかり他の素材を引き立ててくれます。

なんか足らんなーと思ったときは、これ入れる感はあります。

 

大豆なので、当然イソフラボンは含まれていますが、

これが発酵することによって、通常は配糖体のイソフラボンが、

糖が外れたアグリコン型になっているんですよ。

 

通常のイソフラボンは腸内細菌によって糖が外され、

これを吸収することで女性ホルモン様作用を発揮します。

つまり、配糖体のイソフラボンを塗布するよりも効果が高いってこと。

 

しかし、発酵することで糖がとれたイソフラボンは、

塗布でも女性ホルモン様作用を発揮するというわけ。

 

期待される効果としては、コラーゲン産生促進効果。

コラーゲン合成にGOサインを出すのが女性ホルモンですからね。

もう1つは余分な皮脂の分泌を抑制する効果。

皮脂の分泌には男性ホルモンが関わっており、女性ホルモンは

これと拮抗する性質があります。要するに男性ホルモンの効果を

相殺するってことね。

 

肌のキメを整えたりするのも女性ホルモンの仕事です。

 

これを主役とした商品があってもいいかもなー

と思った次第です。

 

ちなみにこの豆乳発酵液は2種類あって、

1つは発酵豆乳液(黒大豆)。もう1つは発酵豆乳液(阿蘇大豆)。

後者は熊本県の阿蘇で栽培された大豆のみを使用しているもので、

イソフラボンの配合量が高いです。

当然、お値段も高くなっております。

 

でも、個人的には、断然、阿蘇大豆のほうのほうがオススメです。

 

なお、データとしてでてるのが、

メラニン産生抑制効果、色素沈着抑制効果、細胞賦活作用があります。

 

 

余談ではありますが、東洋発酵の発酵イソフラボンは、

水酸化イソフラボンで、糖の部分が水酸基に置き換わっているもので、

それにより高い抗糖化作用が発揮されます。

 

ですので、豆乳発酵液のイソフラボンとは根本的に性質が異なります。

 

 

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