ナチュセラハンドセラム

発売しました

12月には発売するつもりだったのですが、

ラベルを作るのに時間がかかってしまってね。

年末年始ってのもあって。

 

ナチュセラハンドセラムは手用の美容クリームとなります。

 

特徴としては、ペリセアを使ってること。

ペリセアは疑似セラミドで、非常に優秀な原料なんですが、

扱いがクッソ大変。

ヘアケア用のアイテムに使おうとして、その扱いの難しさに断念の連続でした。

 

まず、安定させるのがすごい難しい。

分離したり、粘性がとんだりするわけですよ。

詳細は技術的な部分になるので言えないですが、

界面活性剤、溶剤に何を使えるかってのが限られてくるそうな。

 

また、ペリセアは補修と被膜保護作用を同時に行う、

非常にレアな成分ですが、この補修部分が個人差がありすぎて、

ちょうどよい量に調整するのが非常に難しい。

被膜部分が多すぎるとべたべたするんですよ。

 

で、ナチュセラハンドセラムはこの問題をクリアしているわけですが、

まず界面活性剤を使用していません。

界面活性剤フリーってのは、多くの場合は界面活性剤が悪いものって

考えていて、それが入ってないからよいよーってな話をしますが、

ぶっちゃけ、昨今で問題となりうるような界面活性剤を使っている

とこなんてほぼないです。

この製品に関しては、ペリセアの安定性を増すためだけに、

界面活性剤フリーにしています。

 

もう1つの問題は、オイルリッチにすることで解消しています。

ペリセアを推奨量入れているので、余剰分はかなり多いです。

それを肌表面でペリセアだけで疑似生体膜を形成させることで、

べたつきを軽減させています。

ペリセアは疑似セラミドなので、親水部と親油部があり、

水、油、水という層をつくることができます。

さらに、最表面にはフコイダンエキスによってコーティングするので、

隙がありません。

 

ただ、疑似セラミドなので、あんまり顔には使ってほしくはないかな。

ペリセアの優位性は即効性にあり、また疑似セラミドってことで

セラミドに比べれば価格は非常に安く、高配合できます。

同じ効果をセラミドで出そうと思ったら、価格が3~4倍になってしまいます。

 

壁に穴があいていたら、空けたままよりも塞いだほうがよい、

それを突貫でやるのがペリセアで、壁と同じ素材で直すのがセラミド

って考えてもらえばわかりやすいと思います。

ペリセアが入った部分は、ペリセアが定着するので、セラミドが入れません。

穴が開いた状態よりは、ペリセアが入っていたほうが保水もバリア性も高いですが、

セラミドと比べるとどうしても見劣りします。

どうしても使いたいってのであれば、最後にお使いください。

 

 

オイルにもこだわっており、松の実油は非常に高い抗炎症作用があります。

炎症反応の連鎖を断ち切る効果があるので、慢性炎症の抑制にも効果があります。

いろんなオイルを触ってきましたが、肌なじみはこれがNo.1です。

オイルとしては確かに高価ではありますが、もっと採用されてもおかしくない

のになーと思う原料です。

また、抗炎症成分としてビルベリー葉エキス、フコイダンエキスを配合しているので、

手荒れにも高い効果があります。

 

オイルは12%を占めていますが、酸化防止剤としてオリザノールを

めっさ入れています。オイルが酸化するってことはまずないです。

また、オリザノールは紫外線吸収剤でもありますので、

UVケア効果も期待できます。

冬場でも手だけは出しているので、手だけ日焼けするなんて声もあったので、

そういったニーズにもお応えできると思います。

 

採算度外視で作ってますので、原価はナチュセラ雫の倍以上になってます(;´Д`)

金かければ良いものができて当たり前ではあるのですが、

ハンドセラムの何恥じないできになっているので、満足していただけると確信しています。

ぜひ、一度お使いいただければと思います。

 

 

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