それ、神経毒ですよ?

毒も薬になるとはいいますけど

相変わらず、塗るボトックスってのは人気なんすかねー

すぐに結果がでるってのは、やっぱり魅力的な話なんでしょう。

 

シン-エイク(ジ酢酸ジペプチドアミノブチルベンジルアミド)が有名ですが、

他にも色々な原料がでているみたいです。

ちなみにシン-エイクはヘビ毒を模したトリペプチド。

アミノ酸が3個でできているペプチドになります。

 

シナプスの受容体を塞ぐため、神経伝達が遮断され、筋肉が弛緩するってわけ。

神経細胞はすべて繋がっているわけではなくて、若干離れており、

そこ間で物質のやり取りをすることで、情報を伝達しています。

 

アセチルコリンって物質が受容体にはまることで、筋肉が動くわけ。

シン-エイクはこの受容体にはまるけど、情報は伝達しないものになります。

受容体が塞がっているので、アセチルコリンは機能しないってわけ。

しかも、伝達物質であるアセチルコリンは、受容体に結合後、

速やかに分解されます。つぎの命令を伝達できるようにね。

 

しかし、こちらのトリペプチドはアセチルコリンの分解酵素では分解できないので、

長い時間、受容体を塞ぎ続けます。

そのため、効果が相対的に高いといわれます。

 

 

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-8)はスペインではボトックス注射が禁止されており、

それの代替品を作ろうってことでできた原料になります。

植物由来のペプチドだそうで、効果はシン-エイクの1/6程度と言われます。

 

こちらは、小胞結合膜タンパク質(VAMP) に結合することで、アセチルコリンの

放出を邪魔するってものになります。

アセチルコリンを放出するためのスイッチを押させないようにするって感じかな。

 

 

ロイファシル(ペンタペプチド-18)はちょっとよくわからんけど、

エンケファリン受容体と結合するんだとか。エンケファリンは伝達物質の1つで、

これと競合することで、伝達系を邪魔するって感じかな。

 

 

イニライン(パルミトイルトリペプチド-38)はシン-エイクと同じメカニズムで

筋肉を弛緩させるとのこと。

まあ、これとシン-エイクを一緒に入れちゃうと、こいつらで競合するから、

かなりムダになるかな。

 

 

複数を組み合わせることで、高い効果を狙った商品が多いかな。

 

まあ、これらを高濃度で使ったところで、

顔面が麻痺するってことはなくて、表情筋が死ぬってわけでないです。

 

あくまで、ちょっと麻痺らせて、弛緩させることでシワが伸びるって仕組み。

そのため、即効性は非常に高いです。

その反面、やめたらすぐに元通りになります。

 

つまり、半永続的に続ける必要性があるという、

商売的にはなんともおいしい商品となっています。

 

あと、当たり前ですが、若い世代には効果はないです。

毒を薬として使う的なものなので、毒の効果だけしかなく、

実益を得られない、残念な結果となるのでご注意を。

予防目的で使うってのは愚の極みですよー

 

また、使い続ける前提の商品ですので、使い続けることによる弊害がでてきます。

筋肉を麻痺させ続けるわけですから、その筋肉は衰えていきます。

早い話、顔の筋肉の衰えを加速させる行為ですので、

たるみが出てくるのが通常よりも早くでてくるってことです。

 

まあ、理解して使用しているってのであれば、何も言う事はないんですけどね。

 

 

【関連記事】

シンエイク(ジ酢酸ジペプチドアミノブチルベンジルアミド)

DMAE(ジメチルアミノエタノール)

<<<前            次>>>