なにを基準に原料を選んでいる?

別に基準なんてないですぞ?

先日、ちょっと困惑する電話がありました。

どうも、新しく化粧品を作ろうとしている会社で、

どんな原料を使ったらいいかって相談だったわけですが・・・

正直、知らんがな・・・と思った次第です。

 

サプリに関しては、OEMの営業してたので、

サプリであれば、それなりの提案はできます。

しかしながら、化粧品に関しては、そういうわけにはいかないんですよー

 

化粧品のOEMってのは経験がないですし、提案型の営業をされたこともないので、

正直、OEMの営業って何してんのかよくわからんのですよね。

 

 

いま考えると、OEMの営業ってのは、なかなか大変な仕事だにゃー

年間でどのくらいの商品を提案していたか計算してみたら、50個くらい・・・

まあ、実際に商品化するのは1、2個ですけどね。

 

企画のパターンはあるので、それをご紹介しておきましょう。

 

1.原料のストーリー性で攻める

当時はこれが主流でしたね。

なんせ、効果効能を謳えないので、普通に作ると何も言えないんですわ。

ですので、原料自体にストーリーを求めたわけ。

 

ニンニクとか黒酢とか、これで成功したわけで、

サプリの販社の大手はほぼこの手法を使っています。

 

効果?そんなものは二の次です。

原料の希少性、特異性があれば、それでよいのです。

 

 

2.効果重視

とにかく、効けばいいという1とは真逆の作り。

まあ、真面目に処方を組むってことなんですが、

エビデンスがあるやつを、推奨量入れるのが王道かな。

 

問題なのは、そんな商品は腐るほど存在しているってことで、

これだけでは、確実に売れないです。

 

 

3.他社の商品企画をパクる

売れている商品に便乗して、似たような商品を作る方法。

ぶっちゃけ、最初に始めたところよりも、2番煎じ、3番煎じで

始めたところのほうが成功してるんですよねー

 

コンセプトを丸パクリで、ちょっとそれよりも優れている点を作ればOKです。

特殊な成分をいれるとか、価格を潜らせるとか、そんな感じ。

 

 

4.形状での差別化

現状あるものの形を変えるやり方。

コラーゲンをドリンクにしたり、ゼリーにしたりと

形状を変えることで商機を作るわけです。

 

斬新だったのは、お酒とかアイスとかかな。

ケツから入れるのを作りたいと言われたこともありますが、

もはやそれはサプリではないです(笑)

 

 

5.新原料をとりあえず使ってみる

新原料はとりあえず、使っているところはないです。

そのアドバンテージを活かして商品化するってわけ。

 

ハイリスクですが、ハイリターンを期待できます。

 

まあ、新原料がOEMメーカーに浸透するまでに4、5年、

さらに市場に浸透するまで、さらに4、5年かかるので、

スタートダッシュを決めれる原料ってのは非常に稀ですけどね。

 

 

化粧品にも応用できるかもですが、

如何せん、持っている情報量が全然違うので・・・

 

 

 

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