樽理論

みんな大好き ビタミンCについて

どうもビタミンCに過剰な期待を持っている方が多いと思うんですわ。

まあ、ビタミンCが凄い!!ってな広告があちこちで行われていますので、

販社に問題があるんですけどねー

 

その煽りでうちにも「なぜビタミンCを入れないのか?」というご質問が

多く寄せられます。

ホンマ多いんで?月に1件はあるくらい。

 

そもそも、ビタミンC配合をウリにしている商品で、

「こりゃ凄い!!」って商品あります?

あれば教えて欲しいですわ。

 

 

正直、ビタミン系って効果を感じにくいんですが、

その理由をお話ししたいなーと思った次第です。

 

リービッヒの最小律という説があり、何かというと、

植物の生長速度や収量は、必要とされる栄養素のうち、

与えられた量のもっとも少ないものにのみ影響されるとする説。

 

これをわかりやすく説明したのがドベネックの桶で、

どれだけ水を注いだところで、水は桶の板の一番低いところまでしか入らないという喩え。

樽理論とも呼ばれるものです。

 

 

まあ、それぞれが互いに影響し合っているので、

一概に樽理論だけでは説明できないのですが、

たとえば、ビタミンCを取ったところで、

他の成分が不足していたら、効果がでないんですわ。

 

確かに、ビタミンCは体内で合成できないビタミンであり、

しかも摂取しても蓄積しておくことができない、厄介なビタミンです。

不足しがちではありますが、正直、ビタミンCが不足している方は、

ビタミンCだけとは限らないんです。

 

むしろ、他も不足している場合のほうが多いです。

 

ビタミンCで効果を感じるための条件は、

ビタミンCだけ、不足しているって人。

これはかなり稀だと思うわけさね。

 

まず、食生活を見直したらどうかね?と思わずにはいられないわけっす。

 

また、最適値ってのがあって、多ければいいってものでもないです。

多いと副作用が明らかになっているものでもあります。

まあ、効果の上限があるわけで、バランスの良い食事をして、

栄養素が滞りなく補えている人は、プラスしたところで、

効果はないってわけ。

 

ビタミンCは重要な成分ではありますが、

塗布するよりも摂取すべきだってのが個人的な見解です。

 

 

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