成分表示について

成分表示の仕方

化粧品は全成分表示義務があります。

まあ、ちょっと前までは表示指定成分だけ書けばよかった時代があるわけですが、

そちらのほうが異常なわけで。

 

まあ、全部書くのは困るーって騒いだところがあり、

医薬部外品ってなカテゴリーができたわけですが、

昨今では医薬部外品でも全成分を書いているもののほうが多いです。

 

なにが入っているかわからないってのは、

よく避けられる成分、パラベンだのエタノールだのが入っているより、

避けられるようになってきていますからね。

 

 

基本的に成分表示のルールは3点。

①多い順に並べる

②1%未満は順不同

③キャリーオーバーは表記しなくてもよい

 

表示名はINCIコードに登録している必要があり、

登録していないものは使えません。

これも1つのルールかな。

 

①は言うまでもないですが、

②は1%は誤差範囲だから、別に順番に並べる必要ないよね?的な理由。

③は原料の防腐剤、酸化防止剤は薄まっているので、その効果を発揮しないので、

省略が可能となっています。もちろん、書いてもいいです。

 

 

で、今回のお話は②の1%未満をどういう風に並べるかって話です。

順不同なので、好きなように並べることができるわけですので、

何かしらの癖がでます。

 

1. 濃度順にそのまま表記する

あまり多くありませんが、1%も多い順に並べるパターン。

このパターンは2通りの可能性が考えられます。

 

1つは順番通りに書くことで、誠実さをアピールしようとしているもの。

順番に書かないのは逆に不誠実だとかなんとかいって、他社をディスるのは

場合はこのパターンで間違いないです。

 

欠点は、順番通りにすることを前提で処方を組まないと、

かなり微妙な表示になり可能性があること。

また、情報が多くなるので、どんなものかが分かりやすくなることかな。

まあ、これは消費者にとっては利点ですけど。

 

もう1つのパターンはOEMメーカーに丸投げしている場合。

特に指示がなければ、順番通りにします。

製造指示書は当然、多い順に書くわけで、

表示案を作る場合は上から写すほうがミスが少ないでしょ?

効率的ですから。

 

そもそも、1%未満は順不同ってルールを知らない可能性が高いのです。

別に悪いって訳ではないですが、自社商品に向き合っている熱ってのが

あまり感じられないっすよね。

 

2. メイン原料を前に表記する

多くはこのパターンになるのではないかな。

有効成分を可能な限り前に持ってくるやり方です。

うちならセラミドを前に持ってく感じですね。

 

メリットは何を推したいかが分かりやすいってのと、

それが多く入っていると勘違いしてくれるかもってとこかな。

 

デメリットは、ここから1%未満ですって主張してしまうことですね。

有効成分はたいがい1%未満ですからね。

例え推奨量をしっかり配合させてもね。

 

3. 敢えて有効成分を最後に並べる

成分表を見る人って、実はあんまり多くないんです。

見てもわからん人が多いってほうが正確な表現かな。

 

ただ、成分表を見慣れている人は、大概、逆から見ます。

防腐剤、香料、着色料など、あまり表記したくないものは、

できるだけ後ろにしたいわけです。

メイン原料を前にしたがるのと同じ心理です。

 

ですので、変なもん入っていないかを確認する人は、

たいてい後ろから見ます。

 

で、有効成分を敢えて最後に並べることで、

逆に主張したい成分を主張することができます。

また、真ん中に埋もれるので、防腐剤などを見落とす可能があります。

 

玄人向けの並べ方ですな。

 

例外もあり、ぱっと見は2. なのに、

有効成分が後ろに並べてある場合。

 

これは何が行われているかというと、

既存の製品に、適当に言われた成分をいれてPBを作った場合。

既存の製品は当然、他所のやつね。

 

表示に、新しく足したものを並べるので、変な感じになります。

手抜き以外の何物でもないのですが、それが分からないくらいの

素人ってことを露見することになります。

 

稀にみるかな・・・

 

あとは、あいうえお順になってたり、

メーカー別に並べてあったりと、

表示にこだわりがないってとこは、まあまああります。

 

製造メーカーごとにも癖ってのがあるのですが、

その辺は色々と問題になりそうなので、このへんで。

 

 

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