Biofactor HSP SP(バイオファクターHSP SP)

ヒートショックプロテイン含有酵母

ヒートショックプロテイン(HSP)とは?

熱ショックやその他のストレス(重金属、砒素、エタノール、活性酸素、アミノ酸誘導体などなど)により、

一時的に発現が増強されるタンパク質の1つです。

また、感染、炎症、酵素ストレスなどの病理変化によっても誘導されることも知られています。

 

このことから、ストレスタンパク質とも呼ばれています。

 

このタンパクファミリーはヒトから大腸菌、酵母など様々な種が持っており、

異なる種の間で非常によく保存されています。

つまり、かなり生命の初期の段階で獲得しており、それが変わらずに

どの生物にも共通して存在しているってことです。

 

まあ、大腸菌や酵母からHSPを抽出して、ヒトに入れても

同じ効果を発揮するってわけさね。

 

分子量によって個別に命名されています。

HSP10、HSP27、HSP47、HSP60、HSP70、HSP90が存在し、

それぞれ働きが違います。

 

有名どころはHSP47とHSP70で、HSP47は細胞の修復促進、

HSP70はダメージ軽減効果があります。

分かりやすくいえば、HSP47は回復、HSP70は防御力アップするものです。

 

 

で、バイオファクターHSPは、HSP70を豊富に含んだ酵母エキス。

表示は酵母エキスになります。

原料の組成は水、グリセリン、酵母エキス、フェノキシエタノール、ソルビン酸K

ソルビン酸Kが特徴的なので、酵母とこれが入っていれば、

この原料が使われているのだと推測できます。

 

正直な話、HSP47は塗布しても意味があるとは思えませんが、

HSP70は即効性が高く、防御機能を強化してくれます。

 

本来であれば、何かしらのダメージがあり、それ以上被害を拡大しないように、

慌てて作られるタンパク質です。

たとえば、紫外線があたって、そのままだと大ダメージになるところを、

HSP70を作ることで、細胞を守ります。

 

それが予め存在している状況は、初撃のダメージも軽減できるので、

肌への負担はかなり軽減されます。

 

 

まあ・・・初めからあればいいのに、

わざわざ、ストレスによって作り出されるのには、

それなりの意味があるんだとは思いますけどね。

 

ストレスタンパク質といわれているくらいなので、

何かしらのフィードバックがあると思われます。

それが良い方向なのか、悪い方向なのかはよくわかりませんが。

 

まあ、何もないのに自衛隊が配置されてたら物々しいってのと同じで、

普段は出てないだかなのかもですけどね。

 

 

使い方は、UVケア商品に入れられることが圧倒的に多いです。

紫外線から肌を守るというだけでなく、

pm2.5とか花粉だとか、そういった汚染物質からも肌を守る

アンチポリューション素材としても重宝されています。

 

 

HSPを増やしたかったら、過激な運動をするか、

熱い湯船につかるかすればでてきます。

 

まあ、過度なストレスでもでてきますが、

こちらは弊害のほうが多いかなー

 

 

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