OEMメーカーと打ち合わせ

新しい加工先との打ち合わせをしました

ナチュセラクリームのリニューアルの件とシャンプーの件で打ち合わせしました。

京都からわざわざきていただきました。

遠いところ、わざわざきていただき感謝です。

 

元々はお医者さんの化粧品を作っていたそうです。

所謂、ドクターズコスメというやつです。

 

お医者さんはどうも作って満足してしまう方が多いそうで、

売ることに興味がない、もしくは上手ではないってことで、

新たな市場を求めて、仕事を幅広く受けるようになったそうです。

 

小ロットで良心的な価格でやってくれるので、

非常にオススメなOEMメーカーです。

今後の商品開発の主力になるとなると思います。


ドクターズコスメが中心だというだけあって、

処方の組み方がちょっと変わっています。


うちみたいな原料ありきで処方することが多いらしい。

「この原料使いたい!」で始まるわけです。


通常はコンセプトがあって、それに合わせて原料を選ぶんですよ。

敏感肌用のものをとか、オールインワンゲルをつくりたいとか・・・


そのため、この原料を●●%入れて欲しいみたいなオーダーになるそうです。

そのため、主成分は原料メーカー推奨量を配合することになると。


主成分以外は極微量かもしれませんが、

主成分を1つでもしっかり入れているのは、かなり良心的。

メインで謳っている成分すらまともに入れていない商品なんて

いくらでもありますからね。


例えば、セラミドをメインに謳っているにもかかわらず、

ほとんど入ってない商品なんて、何もはいっていないのと同じですからね。


ちなみに、セラミドの原料メーカー推奨濃度は

セラミドとして0.05%(天然ヒト型セラミドは0.01%だったかなー)

もちろん、ヒト型セラミドの話です。



あと、通常は価格ありきで話が進む場合が多いですよ。

予算いくらくらいで作りたいと。

(サプリも必ずそうでしたね~)


たいていは原料メーカー推奨量を入れようとすると、

その予算で収まらないことが多いので、量を減らすわけです。

ぶっちゃけ、販社にも配合量を知らせる義務はなく、

むしろ秘密保持とかなんとかで非公開の場合も多いです。

(配合量を公開したら、他所に持ってかれるリスクがあるので)


そもそも、原料の推奨濃度なんてはじめから知らない場合の方が多いわけで。


というわけで、主成分だけでもちゃんと入れてるってのは、

それだけで評価できるわけなんですよ。


で、何が言いたいかというと、高濃度処方が得意ってことが分かるわけです。

そもそも、水添レシチンだけで配合組んでくるのも凄いのですか、

一発でセラミドをちゃんと溶かして配合してきたわけですからね。


 

ともあれ、ナチュセラクリームの最終調整として、

マカデミア種子油ではちょっとのっぺりしてベタつくのでオイルの変更と、

固さを出すためにダーマコムの量を増量すること、

アスタキサンチンの後入れの指示をしました。

 

次で処方が確定ですね。

 


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