ナチュセラクリームVer4.0

ナチュセラクリーム 試作状況

ナチュセラクリームVer4.0の試作が早速あがってきました。

うん、仕事がかなり早いですな。


界面活性剤を水添レシチンのみで作るという、なかなかの難題でしたが、

初回としては80点以上なので十分合格点かな。


この課題は当初から試みているのですが、

今までは試作まで上がって来た例がないです。

何度も挑戦していますが、初めてまともに試作が上がってきたというわけです。


まだ、安定性評価中なので何とも言えませんが、

言うのは簡単なのですが、実際に作るのは難しいわけです。

安定性はもちろん、見た目や使用感など、調製が非常に難しい。

普通は水添レシチンと別の界面活性剤を合わせて使和ないと無理、というところがほとんど。


正直、ここまでちゃんとしたクリームができるとは思ってもみなかったです。



使用感が柔らかくて、さっぱりしているので、

このままだとスーパーライトな感じです(笑)

成分はクリームと同じ+αしているんですが。


界面活性剤、つまり乳化剤が使用感を決めていると言っても過言ではないので、

全然変わってしまうのは仕方のないことなんですが・・・

さてさて、どこまでが許容範囲なんだろ?

ちゃんと保湿さえしてくれて、セラミドを補えれば

個人的には問題ないかな~とは思っています。


しばらく使ってみてってのと、

あとは予算内で収まるかどうかってところの問題ですかね。

「おい!!」という値段だしてきたら、進めようがなくなっちゃいますし。



それにしても・・・

クリームで界面活性剤不使用とか、合成界面活性剤不使用とか

謳っちゃってる商品ってあんまりないんですね。

改めて調べたらほとんど出てこない(汗)


まあ、今使われている界面活性剤って、

そもそもそんなに害があるわけじゃあないんですよね。

(クリームの乳化剤として使われているものはね)


敢えて避けるメリットはあんまりないどころか、

安定性が悪くなる、コストがあがるとロクなことがない。


敢えてはずしたからと言って、

劇的に何か変わるとわけではないんですけどね。


まあ、ただ、時代ですからね~そういう。

ニーズに応えていかなきゃいけないわけっすよ。


残念ながら、スキンミミックスに合成界面活性剤、しかも旧指定成分というやつが

原料段階で入っているから、合成界面活性剤フリーなんて言えないわけで、

もしかしたら、かなり無意味なことしている可能性もあるんですよね・・・


ただ、配合表がスッキリするので、嫌ではないですよ。


それに、水添レシチンはレシチンに水素を結合させているわけですから、

この時点で合成だ、という人もいるわけですしね~



【関連記事】

水添レシチンか~

サーファクチンNa再び




<<<前               次>>>