セラミドって本当に乾燥性敏感肌によいのか?

セラミドに関する本当のところ

まあ、それぞれの販社で、それぞれの主張があり、

それに関してどうこういうつもりはありません。

 

ただ、セラミドをメインにしている弊社としては、

セラミドに関して好き勝手言われるのはちょっとね・・・

 

ということで、色々ツッコミを入れていきます。

 

セラミドは分子量が大きいから、肌に浸透しにくい?

セラミドの分子量は400~700の間くらいです。

(色々な種類があるので・・・)

 

別に大きいわけではありません。

コラーゲンで低分子と言われるものも、

せいぜい3000くらいです。

ヒアルロン酸に至っては、分子量10万で低分子。

 

そもそも、水は分子量18。

それでも肌への浸透は悪いですぞ?

 

 

セラミドが分子量が大きいと主張しているのは、

「分子量が何か?」ということを理解していないで

使っている可能性が高いです。

 

分子量は大きさを表してるのではなく、

分子1つの質量を表すものです。

 

分子量=粒子の大きさ ではありません。

ナノコラーゲンとか、ナノヒアルロン酸は、

分子量を小さくしたものではありません。

粒子を小さくしたものです。

 

 

分子量競争と粒子の競争は全然別の話なのです。

 

セラミドは化粧品で補えない?

セラミドは体内に入っていかないとの主張を

たまに見かけます。

 

これは、セラミドがごっちゃになっている人ですね。

 

そもそも、体内に届かせる必要はありません。

角質層に届けばいいわけですし。

 

ちなみに、

グルコシルセラミド(植物セラミド)⇒表面の保湿

(スフィンゴ脂質も同様)

ガラクトシルセラミド(馬セラミド)⇒セラミド合成促進

ヒト型セラミド ⇒セラミド補充

素肌セラミドについては言うまでもないですね。

 

セラミドは食べてもお肌のセラミドにならない?

ビックリすることに、

化粧品業界の人は、食品関連に知識が弱いのか、

時々、面白いこといいだします。

 

よくあるのが、

「コラーゲンやヒアルロン酸は分子量が大きいから、吸収されない」

 

いやいや、コラーゲンはタンパク質だし、ヒアルロン酸は多糖類だから、

ヒトの消化酵素で分解されます。

また、腸内細菌の働きで、人が分解できないものも、

分解するので、心配無用。

 

コラーゲンはアミノ酸、もしくはペプチドとして吸収されます。

ヒアルロン酸はNアセチルグルコサミンとして、吸収されます。

 

セラミドも吸収されないわけがない。

体内の至る所に存在する成分です。

 

食べ物から補えないわけないやん。

 

ちなみに、脂肪酸とスフィンゴエミリン別々で吸収される場合、

セラミドとして吸収される場合があるが、吸収後は

グルコシルセラミドに変換されます。

 

セラミドよりも保湿力の高い成分がある?

最も高い保湿力は、肌のバリア層をしっかりすること。

つまり、セラミドを充実させることに他なりません。

 

単一セラミドでは、確かに肌のセラミドを補完するには力不足ですが、

複合セラミドである素肌セラミドであれば、

本来の形に近い細胞間脂質を構築できます。

 

天然保湿因子はセラミドに比べると、全然弱いし、

皮脂はセラミドの1/5の保湿力ですし、

ヒアルロン酸やコラーゲンは表面に膜を張るだけですし。

 

ポリマーでガッツリ膜張ってもねえ・・・?

 

 

そもそも、セラミドの議論に、

素肌セラミドこと天然ヒト型セラミドの話題がでてきません。

 

天然ヒト型セラミドを知らずに、セラミドを語っているのか、

それとも見て見ぬふりをしているのか・・・

 

 

ちなみに、敏感肌の方がナチュセラクリームを使うと

良かったり、悪かったりします。

 

時々痒かったり、赤くなったり、乾燥したり・・・

 

「合わないのかな?」

と思われるかもしれませんが、

 

元々、肌が弱いわけなので、

体調(睡眠、食事、運動、ストレスなど)や

環境(紫外線、温度、乾燥、花粉など)によって、

調子のいい日もあれば、悪い日もあります。

 

セラミドが蓄積されていけば、

このブレがだんだん小さくなってきます。

 

 

なちゅせら座談会
なちゅせら

 

久々の登場です。

もう少し使えと思う今日この頃です。

博士

手間といえば手間ですからね。

アイコンを一緒のフォルダーにいれればいいのに。

なちゅせら

それはさて置き、そろそろ認識して欲しいですよね、

天然ヒト型セラミドを。

 

博士

まだセラミドそのものが、認知度低いですからね。

業界内では当たりまえなので、錯覚しますが、

知らない人のほうが多いですよ?

なちゅせら

え?マジ?!

では、天然ヒト型セラミドは

マイナージャンルの中のさらにマイナー原料!?

博士

コラーゲンとヒアルロン酸以外は、皆マイナーだと認識すべきですね。

プラセンタですら、まだまだなわけですから・・・


コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    yukari (木曜日, 18 4月 2013 17:33)

    仕事中に面白いHP見つけちゃいました。
    「セラミド」にゾッコンとなりました。
    あまりにハマり過ぎて、クリーム申し込んじゃいました。コンビニのレジのチロルチョコのごとく、食べるべるセラミドもすっかり「ついで買い」。

    せらみどってすてき。。

  • #2

    森崎陽一 (木曜日, 18 4月 2013 17:43)

    >yukari様
    コメントありがとうございます。

    御社には展示会で一度名刺交換したことがあると思います。
    (担当者の方の名前は忘れましたが・・・)
    当時はまだまだ手一杯だったので、商談までお話しが
    進みませんでしたが、ようやく新商品を考えれるくらいの
    余裕はでてきました。

    機会があれば、営業にきてくださいな。
    首を洗って待ってます(笑)