セラミドは情報操作されているのか?

セラミドを語る人々

私個人はセラミドについて、情報を集めているので、

セラミド関連は詳しいほうだと思います。

 

まあ、情報源はネットか文献か原料メーカーの資料なので、

偏っているといえば、偏っているのでしょう。

 

とくに、アラートで自動的にセラミドの記事を収集している

のですが、正直イラっとします。

 

「また、この内容かよ!」

 

ってな感じで。

 

 

それ、天然ヒト型セラミドじゃないですから!

私もその度に、同じことを言っているので、

人の事をいえた義理ではないのですが・・・

 

セラミドの現状 整理してみた

 

1つは、天然ヒト型セラミドの記事。

ヒフ●ドで使われているセラミドについての

誤った記述。

 

誰かのコピペをするから、

誤った情報が複製されるのだと思いますが・・・

 

ヒフ●ドで使われているセラミドは、

セラミド2、ヒト型ではありますが、天然ではありません

天然です。

 

天然型ヒト型セラミドであって、

天然ヒト型セラミドではありません。

 

天然ヒト型セラミドで検索すると、

そのような記事を見つけることができます。

 

植物由来ではないです!

また、同商品についての勘違いですが、

この合成セラミドが何からできているかを

知らないわけです。

 

合成セラミドを石油由来だと思っていたり、

植物由来だと思っていたりしているみたいですが、

ほとんどは酵母由来です。

 

稀に化学合成品はあります。

同商品の「3倍の効果」の比較対象のものですね。

 

実際は、酵母などの菌が作ったグルコシルセラミド(糖セラミド)を

酵素で分解し、セラミドだけを集めたものが、ヒト型セラミドです。

 

酵素処理しているので、「天然」というのは自粛しているわけです。

サプリメントなら、全然天然とか言っちゃいますけどね。

例えば、コラーゲン。すべて酵素処理しているわけですからね。

コラーゲンペプチドなわけですよ。

 

誰も合成コラーゲンなんていいませんわ(笑)

 

素肌セラミドは、たまたま焼酎もろみに、

セラミドが含まれており、酵素処理することなく、

あるものを集めただけなので、

 

天然を名乗っているわけです。

 

もちろん、収集率が異常に悪いので、

培養化の実用に向けて動いているそうです。

 

酵母にグルコシルセラミドではなく、

セラミドを作らせるわけです。

 

それを天然ヒト型セラミドと呼べるか・・・は微妙ですがね。

 

 

ヒアルロン酸も鶏冠由来のものと、乳酸球菌由来のものが

ありますが、緩いサプリメントですら、

鶏冠由来を天然、菌由来のものを培養と呼んでいますから。

 

培養セラミドと呼ぶのが筋かな~と個人的には思ってます。

 

いつまで7種類と主張する?

今度は、天然セラミドを売り込んでいる記事ですね。

 

セラミドの種類については、

昔々は、7種類ということになっていましたが、

現状は11種類見つかっているわけです。ヒトの肌から。

そして、厳密に分類すると342種類確認されているわけです。

 

原料でセラミド9とかセラミド10とかあるわけで・・・

せめて11種類といって欲しいですね。 

 

全部同じですから!

馬セラミドのことを天然セラミドというのが、

ネットの情報では主流です。

 

なぜって、天然セラミドの検索でのコンバージョンが高いので、

本家の検索エンジンのSEO対策を行っているわけです。

まあ、これも情報操作の一環かな。

 

馬セラミドは、結局インキコードではセレブロシドです。

セレブロシドはセラミドに糖が結合したものです。

つまり、糖セラミドの総称です。

 

ビオセラミドもセレブロシドです。

 

ウマスフィンゴ脂質は、精製がセレブロシドよりも

荒いものです。正確な数字は分りませんが、

糖セラミドの濃度は数%だと思われます。

 

まとめると、

天然セラミド=馬セラミド=セレブロシド

=ビオセラミド≒ウマスフィンゴ脂質

 

となります。

 

セレブロシドはグルコシルセラミドと

ガラクトシルセラミドの2つに分けられます。

 

ガラクトシルセラミドは神経系に豊富に含まれる

糖セラミドで、グルコシルセラミドはその他の組織に

広く分布されます。

 

馬セラミドは馬の脊髄から抽出しているので、

神経系のため、ガラクトシルセラミドです。

 

その数字の根拠は?

天然セラミドが一番効果が高く、

植物セラミドで2/3、合成セラミドで1/8

の効果だ・・・という主張。

 

結局、何を根拠にしているのでしょうか? 

天然ヒト型セラミドと植物セラミドのバリア性改善率比較

ぶっちゃけ、植物セラミドで2/3ってことは、

馬セラミドはこの数値の1.5倍すればいいわけですが・・・

 

もっとも、比較対象が素肌セラミドであるため、

合成セラミドを擁護することにはならないのですが・・・

 

糖セラミドと比較しているわけですので、

セラミドのほうが効果が高いに決まっています。

 

肌のセラミドになるわけじゃないねん!

馬セラミドは結局はガラクトシルセラミドなわけです。

肌のセラミドになるわけではありません。

 

ですから、人に近いとか、複数のセラミドが含まれているとか、

浸透性がいいとか、全部関係ないんです。

 

ガラクトシルセラミドだから、いいわけです。

 

ガラクトシルセラミドは、セラミドの合成を高めます。

だから、効果はあります。

 

 

 

さて、ちょっと(だいぶか)前置きが長くなりましたが、

なぜ、このように、不正確な情報が独り歩きをしているのでしょうか?

 

まずはアフィリエイトの存在ですね。

アフィリエイトとは、個人のブログで商品を紹介し、

それを経由で売り上げが発生したら、10~50%くらいの

キャッシュバックがあるという仕組みです。

 

企業側のメリットは、売上が上がった分だけ、広告費を払うので、

リスクが少ないということと、個人が記事を書くので、

企業が書くよりも信憑性が高くなるという点です。

 

しかも、無尽蔵に記事は増えていきます。

 

あくまで個人の書く記事なので、

特に情報に根拠はなくてもいいわけです。

誰かが言ってたものを、そのまま記事にしたほうが

楽ですからね。

 

インパクトのある表現ならなおさらです。

 

こうして、情報が拡散するわけですね。

 

 

もう1つは、個人の発言力が強くなってきています。

正直、マスメディアをも凌ぐといわれます。

 

質問掲示板などで、おそらく善意をもって答えているのだと

思われますが、これらの情報源はネットです。

それらを鵜呑みにしている回答を、頻繁にみます。

 

まだありますが、黒い話になりますので、

この辺にしておきましょう。

 

企業側が意図しているか、していないのか・・・

そこが問題ですね。

なちゅせら座談会
博士

 

ガッツリ切り込みますね。

まあ、大した影響力はないっすから。

未だにセラミドの比較に天然ヒト型セラミドが

上がってこないわけで。

博士

比較したら、非常に都合が悪いわけですから、

しょうがないです。

幸い超少数なので、無視しても問題はないわけです。 

ガセか?

これから天然ヒト型セラミドを使った商品が出てくるって、

FaceBookで投稿してたけど・・・

またガセか?!

博士

まだ4月始まったばかりですから、

これからなんでしょう。

あと、またとか言わない・・・