次世代のヘアケア成分となるのか?
P&Gがパンテノールは髪の深部まで浸透し、傷んだタンパク質と結合して
内側からダメージを補修・強化するってことを言いだしました。
P&Gといえば、パンテノールを使ったシャンプーを世に出し、
最も売れたシャンプーの1つとなっています。
後追いでシャンプーにパンテノールを入れるのが当たり前になっていますが、
当時は画期的だったわけです。
元々の目的は頭皮ケア成分として配合していました。
パンテノールはパントテン酸誘導体で、プロビタミンB5と呼ばれています。
パントテン酸は抗炎症作用があるほか、皮脂の分泌を抑えたり、
ターンオーバーを促進したりと、効果が多岐にわたります。
抗ストレス効果もあるため、抜け毛予防効果も期待されています。
そんなパンテノールにダメージ毛髪補修効果があると主張。
髪の奥深くまで入り込み、ケラチンと結合することで髪の構造的強化するんだとか。
95%入り込んだとのデータがあるそうです。
縮れ毛ユーザーに試験的に使用してもらった結果、82%でくせ毛が減ったと回答したそうな。
あとは、引張強度を最大25%まで高まったそうな。切れ毛しにくくなったと。
ざっと調べた感じでてきたエビデンスはこんなところです。
シャンプーには微々たる量しかはいっていなかったのを、
30倍の濃度で配合した製品を発売するとかなんとかで、
大々的にプロモーションをかけています。
それがちょっと胡散臭く見えちゃうのですが、どうなることやら。
このパンテノールの効果は、γ-ドコサラクトンと近いものがあります。
毛髪補修成分として台頭している成分で、髪の内部へ浸透し、
ケラチンと結合することで髪の強度を上げます。
ただ、γ-ドコサラクトンは熱をかける必要があり、ドライヤーをしないと
本来の効果を発揮することができません。
そういう意味では、パンテノールは熱をかける必要性がないので
優位性があるといえるかもです。
ただ、結合が水素結合とのことで、強い結びつきではないんですよね。
強度的にはγ-ドコサラクトンのほうが強いかもね。
また、水溶性成分なのでシリコンとの相性が悪いです。
シャンプーやトリートメントがシリコーン油でコーティングするものだと、
それを使った後ではほぼ浸透させることができません。
パンテノールをヘアケアで利用する利点をまとめると
●比較的安価なので高濃度で配合しやすい
●高い浸透性があり、ほぼすべて髪に浸透する
●熱をかける必要がない
●保湿効果もあり、髪にうるおいがでる
デメリットとしては、
●水素結合によるものなので、補強と意味では心許ない
●真似しやすいので、類似品が多く出る恐れがある
●シリコン入りの製品との相性が悪い
メッチャ売れるでしょうね。
昨今見ないくらい力入れていますし。
そう遠くないうちに医薬部外品の成分になって、薬用になるんでないかな。
あとは模造品がスンゴイ出てくると思う。
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