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オリザセラミド、どこに向かう?!

そのデータ、ボジティブに捉えるのむずいんですけど

オリザ油化から販売されている植物セラミドであるオリザセラミド。

コメ由来のグルコシルセラミドですが、数あるセラミドの中では

頭一つ抜けた存在になりつつあります。

 

同じ植物セラミドと比較しても高い効果を示すというデータがあることに加え、

ヒト型セラミド(セラミドAP)が5種類同定され、

オリザセラミドA、B、Cという新規のアシルセラミドが同定され、

β-シトステロールグルコシドという新規成分も同定しています。

 

同定された成分を使って色々データを取っているのですが、

これらを単体で抽出して販売しているわけではないので、

あんまり意味のあるデータではないわけです。

まあ、実験しているってことは単離できているんでしょうけど、

価格面では現実的ではないって理由で販売はしていないのだと思われます。

 

新たに同定された成分は全体のなかでは極わずかなわけで、

これらが如何に素晴らしい効果があったとて、実際オリザセラミドとして

摂取してもその恩恵を受けることはないです。

 

とはいえ、植物セラミドとしての差別化には十二分に貢献しており、

唯一無二の存在になっています。

 

そんなオリザセラミドがさらなる差別化のために、単球に対するグルコシルセラミドの

機能性とそのメカニズムを明らかにし、特許出願しました。

 

正直、そちらの方面への訴求は誰も求めていないと思うんよ。

セラミドって美容のために摂取するわけですから。

 

 

単球ってのは免疫細胞の一種で、異物の除去や感染症を防ぎます。

単球は敵を発見すると、それを直接叩くだけでなく、仲間を呼びます。

その際にIL-6(インターロキシン6)を放出します。

 

このIL-6を標的として、単球の活性化を確認するという試験を行っています。

 

結果、オリザセラミドに含まれるグルコシルセラミドが単球の IL-6 放出を促進させることだ

けでなく、その作用が LPS 刺激などによって起動した免疫応答をさらに強化することが

明らかとなりました。

 

IL-6って炎症誘発因子なんですよ。

慢性炎症の原因でもありますし、過剰になると碌なことになりません。

単球を活性化させます!っていっていますが、これは同時に炎症を促すと

言っているに等しいわけ。

 

これより前に好中球の活性化作用についても調べられており、

この際はIL-8の増加をオリザセラミドが促す的なデータが公開されています。

IL-8も炎症を誘発するものなわけで・・・

 

美容効果だけでなく、免疫強化も行えます!

といえば聞こえはよいですが、ちょっと使うのをためらっちゃうよなー

炎症誘発は美容とは真逆のことですから。

 

将来的にオリザセラミドをクリームに入れようと考えていたのですが、

ちょっと要検討ですね。

 

α-ガラクトシルセラミドがナチュラルキラー細胞を活性化するってことで、

ガン治療への応用が始まっているわけですが、オリザセラミドもそっち方面を

目指しているんでしょうか?

 

ガン細胞がーとか言い出さないか心配ではあります。

そんなデータ出されても使えないですし。

 

オリザセラミドの優位性は十二分に担保されているわけですから、

ほんのちょっとの+αでいいんでけどなー

 

 

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