スピルリナマキシマエキス
ALGAKTIV GenoFix Dayはスピルリナマキシマ(Spirulina maxima)から
フォトリアーゼという酵素を抽出した原料になります。
表示名称はスピルリナマキシマエキス、スクロース、レシチン
フォトリアーゼとは光を必要とするDNA修復酵素。
そのため“光を味方につける”化粧品原料って謳い文句で注目されています。
フォトリアーゼは、バクテリア、菌類から動物にわたる多数の種に存在しているのですが
ヒトを含む有胎盤哺乳類では失活しています。
その原因はよくわかっていません。
利用する光は390~460nmの周波数の光で紫~青色の光線になります。
DNAは二重らせん構造をしており、A(アデニン)とT(チミン)、
C(シトシン)とG(グアニン)がセットになって結合しています。
これら塩基間の結合は水素結合で行われており、あまり強固な結合ではないです。
転写や複製を行うときに簡単に外れないと困りますからね。
紫外線はこの水素結合を解除してしまいます。
その際に隣の塩基が結合する組み合わせだった場合、そこでくっついちゃいます。
この状態を解除して正常な状態にするのがフォトリアーゼってわけ。
「光を味方に」といえば聞こえは良いですが、別に光を肌に良いものに変えるわけではなく
あくまで光がないと仕事しない酵素を含んでいるってことなんです。
まあ、意図して誤認させることで販促しているので、誤解するなってのは無理な話かも
しれませんが。
紫外線によってDNAが損傷したものを修復するって機能になりますので、
紫外線に当たらなきゃよいわけで、外出しないか、ちゃんと日焼け止めを塗れば
必要性はあまり高くない成分ではあります。
ただ、フォトリアーゼはヒトは持っていないわけですから、それを外から補うってのは
意義があるとはいえるかな。
ヒトでは代わりにヌクレオチド除去修復機構が活性化します。
損傷したDNA領域周辺の12~24ヌクレオチドの除去が行われ、
DNAポリメラーゼが欠損部を修復します。
光を必要とするとはいえ、フォトリアーゼ単体で修復が終わるのであれば、
ないよりはあったほうが良いものではあります。
なんでこんな便利なものを手放したのでしょう?
諸説ありますが、恐竜時代、哺乳類は弱者であり、恐竜に見つからないように
夜行性にならざる負えなかったという背景があります。
あまり光にあたらない生活を続けた結果、フォトリアーゼは使用されなくなり、
失われてしまったのではないか?といわれています。
この原料は酵素が肝となっているものなので、熱を加えるのはNGとなります。
化粧水、美容液などで取るのが望ましいです。
またpHの影響もうけるので、できるだけ中性のほうが望ましいです。
あと、日焼け止めに入れがちですが、DNA修復が活性化するのは夜なので、
使うなら夜使ったほうがよいです。
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