今年のノーベル賞の話なのに、もう原料化?!マジ?
ここ最近、よく目にする制御性T細胞(Treg)。
それもそのはず、2025年ノーベル生理・医学賞を受賞したのが、
制御性T細胞なのですから。
ノーベル生理学・医学賞に選ばれたのは、坂口志文・大阪大学特別栄誉教授らで、
「制御性T細胞」の発見とその機能解明をしたことを評価されてのこと。
制御性T細胞とはなんぞやって話ですが、簡単にいえば、免疫の暴走を抑える免疫細胞。
免疫の活性化についての研究はほぼほぼ明らかとなっているのに対し、
この沈静化がどのように起こるかってのはよく分かっていなかったんです。
たとえば、ウイルスが体内に侵入してきたとき、そのウイルスを排除するために
免疫が活性化します。その過程で熱が出たり、咳や鼻水がでたりするわけですが、
これらが治まるのは、ウイルスの排除が完了すれば、勝手に治まるものだと
思われていたわけです。
しかしながら、そうではなかったわけ。
生まれながらに自己免疫疾患にしたマウスを用意したところ、
当然、過剰免疫になるわけ。リウマチとか一生自己細胞を攻撃し続けるわけですから。
そこに、健康なマウスから摂取したT細胞を成熟させ、自己免疫疾患のマウスに
注入したところ、症状が改善したとの結果になりました。
つまり、T細胞には免疫の活動をコントロールするものが存在することが示唆されました。
それが制御性T細胞だというわけ。
さらにFoxp3という遺伝子が制御性T細胞の発達をコントロールしていることを突き止め、
制御性T細胞がどのように働くかということも解明したわけさね。
これによって、ガンの治療や臓器移植などによる拒絶反応に対する研究が
大きく躍進するとの期待が寄せられています。
具体的にどう利用するのかってのは、私には想像もつかないですけどね。
それはさておき、この制御性T細胞を利用した化粧品原料が発売されたって話がありまして。
いや、早すぎん?!
制御性T細胞を培養したエキスTreg細胞培養液を新規原料として発売するとJTSから発表がありました。
JTSは商社ですね。ナールスゲンなど独自性の高い原料を扱っています。
現状、こちらの原料は取り扱っていないですが、注目はしています。
受賞される前、今年4月には先立って化粧品表示名称を取得し、
肌の鎮静と再生・修復をサポートする高機能原料として紹介を進めていたそうな。
先見の明過ぎるだろ・・・
制御性T細胞を培養した上清液「Treg細胞培養液」には、IL-10、VEGF、RANTESなど
500種類以上の成長因子が含まれており、肌の鎮静や再生・活性化に優れた効果を発揮するそうな。
無色透明な液体で、安全性に関しても抜かりないそうです。
制御性T細胞を人工的に大量に作製する方法ってのはつい最近、論文で発表が
あったわけなんですが、もう商業レベルで展開しているって驚きを超えて怖いわ。
すでに化粧品としても発売されており、ノーベル賞受賞は追い風になっていることでしょう。
表示名称はヒト制御性T細胞順化培養エキス
まあ、どのくらい配合するかってのにもよるんでしょうが、
高い抗炎症作用が期待されます。
炎症抑制効果でいえば、トップクラスの効果を発揮し、
副作用的なものは一切ないという代物。
現状、費用対効果が合わないと思われますが、将来的には検討したいかなー
経口投与で使えるものが出れば、花粉症とかにも効果があり、
バカ売れするだろうなーと思います。
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