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加水分解レピジウムメイエニ根

マカの化粧品原料

マカは南米ペルーのアンデス山脈頂上付近で栽培されているアブラナ科の植物。

標高4000m級と低酸素かつ紫外線が強い環境下で育つ希少な植物で、

現地の人々の主食となっています。

 

マカエキスは滋養強壮を高めることから、精力剤に配合されることが多く、

男性が飲むものというイメージが強いですが、成長ホルモンを増やす効果があり、

若々しさを保つために女性にも嬉しい素材です。

 

有効成分はベンジルグルコシノレートとなります。

 

経口投与が望ましいと思っていますが、化粧品原料にもなっているのな。

 

製品名はSkinhairgium® BIO(スキンヘアジウム BIO)

表示名称は加水分解レピジウムメイエニ根、マルトデキストリン

アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンスが製造販売しています。

ウチだとアクアタイドやコラゲニア2などがここの原料になります。

ハズレがないってのと、納期、ロット、価格ともに使いやすいところです。

 

マカの根を酵素処理によってタンパク質をペプチド化した抽出物を

スプレードライしたものだと思われます。

ベンジルグルコシノレートは刺激性があるので、おそらくは含まれていないのではないかな?

 

最初は育毛効果をウリにしていたようです。

髪の成長期を維持することで、髪が伸びるのを助けるとかなんとか。

データを見る限りは「うーん」といった感じ。

確かにあるにはあるのですが、in vitroってこともあって、

ホンマに効くのか?となってしまいます。

 

スキンケアでのデータは線維芽細胞に添加したときの増殖促進効果が顕著かな。

シワ改善効果、くすみ改善効果はヒト試験をしていますが、

正直目を見張るようなものではないです。

これをメインに置くよりは、補助的に配合すると相乗効果がでてよいんでないかな?

 

推奨量は0.05~0.2%と少なめ。

かなり使いやすい原料なので、差別化って意味でも

サブ原料として入れるのはありかなー

 

他のマカエキスの化粧品原料としては、

RADIANCYL(プロパンジオール、水、レピジウムメイエニ根エキス

MACA CONCENTRATED HYDROGLYCOLIC EXTRACT (水、BG、レピジウムメイエニ根エキス

があります。

 

育毛関連、頭皮関連のニーズに応える原料となっています。

シャンプー、コンディショナーに使われているケースが多いようです。

 

弊社で使うかといわれたら、おそらくないかなー

塗布よりも経口投与のほうが圧倒的に恩恵が大きいですから。

 

ウチで扱っているマカエキスは常盤植物化学研究所の原料で、

ベンジルグルコシノレートを1.2%以上で規格されており、

通常の倍の量です。

1日の推奨摂取量は100mgですが、ナチュセラ麗には1粒に200mg含まれています。

マカ入りの化粧品1個に含まれているマカエキスの量と、ナチュセラ麗1粒のマカエキスの量が

ほぼ同じです。

 

そりゃ、飲んだ方が効果があるでしょうよ。

 

成長ホルモンは若さを保つためには欠かせないもので、

極論、成長ホルモンがたくさんあるうちは老化しません。

そんな成長ホルモンを増やしてくれるのがマカエキスです。

 

このマカエキスは個人的には最推しの原料です。

是非、試していただければ幸いです。

 

 

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