シワ改善の部外品有効成分を比較してみた

増えたねー、シワ改善を謳う成分

シワ改善の医薬部外品が認められたニールワンを使った商品は

一瞬で500億円の売り上げを叩き出したといわれます。

それに続けと資生堂から純粋レチノールがシワ改善の有効成分と

して登録、大ヒット商品となっています。

また、レチノールブームの火付け役となりました。

 

ニールワンはポーラの独占、レチノールは扱いが非常に難しく、

他社は宝の山を目の前に指を咥えて見ているしかなかったわけですが、

そこにコーセーがナイアシンアミドを無理やりねじ込むことで、

多くの企業がその市場へ参入することが可能となりました。

 

そこに新たにVEP-M、ライスパワーNo.11+が最近加わりました。

 

まあ、ちょうどよい機会ですので、これらのシワ改善データを

比較してみようかなーと思ったわけです。

誰かまとめてくれてる人いそうだったんですが、

見つからなくて・・・

 

シワ改善で登録するためのガイドラインがあり、

基本的にはそれに沿ってデータをとられています。

新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン

 

 

  シワグレード  

シワ最大深さ

(μm)

  シワ面積(%)   シワ体積(%)  
ニールワン -0.2 8週 -13 12週        
レチノール -0.45 9週     -20 9週 -13.7 12週
ナイアシンアミド -1.1 8週            
VEP-M -0.5 12週 -11.9 12週        
ライスパワーNo.11+ -0.09 8週 -6.8 8週     -7 8週

ナイアシンアミドはデータが公開されていません。

ナイアシンアミドのシワへの効果を調べた論文があるのですが、

この数値はシワグレード1~3を対象にしたものになります。

ガイドラインでは3~5で行う必要があります。

 

ナイアシンアミドの改善値が一番高くなっていますが、

あてにならない数値です。

年齢に相関して効きにくくなるので、3~5のグレードで見た時、

おそらくもっと数値は悪くなると予想されます。

しかもナイアシンアミドの濃度は4%でデータを取っており、

部外品での濃度は0.1~1%なわけで・・・

 

データが公開されていないので、何とも言えないですが、

公開されているものよりも良いってことはないと思われます。

 

なんやかんやでレチノールの数値は優秀。

まあ、レチノイド反応と呼ばれる副反応があったり、

酸化しやすいといった問題があるのが難点ではなりますが。

 

意外に健闘しているのがdl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM(VEP-M)

トコフェロール誘導体になるのですが、メカニズムとしては

セラミドやヒアルロン酸の産生を促進することでシワを改善するのだそうな。

どちらかといえば、活性酸素を除去することで炎症を抑制し、

セラミドやヒアルロン酸の分解酵素の活性を抑えることによるもの

であると思われます。

 

やっていることはニールワンに近いかな。

 

ライスパワーNo.11+は格下感が否めないかなー

これでOKとなると、今後もシワ改善での有効成分が

出てきそうですね。

ビタミンC誘導体でも似たようなデータはでると思われます。

 

そういえばビタミンPPってのもあったわ。

これはナイアシンのこと。

ナイアシンアミドと同様エビデンスは公開されていません。

まあ、ナイアシンアミドと似たような感じになるんでない?

 

 

【関連記事】

ビタミンPPとは?

ナイアシンアミドのシワ改善効果

今度はレチノールでシワ改善効能効果

ニールワン

<<<前          次>>>