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敏感肌のセラミドプロファイル

敏感肌とアトピー肌のセラミドプロファイルは似てる

花王が皮膚バリア機能が低下傾向の敏感肌では、セラミドプロファイル

がアトピー性皮膚炎の肌と類似していることを発見。

そのプロファイルの変化が敏感肌特有の刺激感受性の高さに関係する可能性を明らかにしました。

この研究成果は、第89回SCCJ研究討論会(2022年)にて発表し、最優秀発表賞を受賞したそうな。

 

敏感肌を自覚しており、バリア機能も低下している人の肌を調べたら、

セラミドの組成がアトピー肌に近かったよー

だから刺激を受けやすいんだよー

という今更の話ではあるのですが、そんなお話。

 

20~49歳の日本人女性を対象に、自分が敏感肌かどうかを確認。

刺激感受性の評価を行って、敏感肌を自覚しており、実際に刺激感受性が

高い48名と選別。

また、敏感肌ではないと主張し、刺激感受性が低い18名も選別。

 

 

この2グループを比較したという試験になります。

結果は上図のようになったわけ。

 

 

ちなみにこちらがアトピーのセラミドプロファイル。

■アトピーの疾患部

アトピーの非疾患部

□健常者

配置が逆になっているのでわかりにくいかもですが、

まあ、確かに似ていますね。

というか、ほぼ一緒。

 

つまり、どういうことかというと、ガチの敏感肌の人は、

アトピー予備軍であるってこと。

女性の実に8割以上は自身を敏感肌であると考えているそうです。

自称敏感肌の人が多いこともあって、敏感肌であることを

大きく受け止めることは少ないのではないでしょうか?

 

もしかしたら、その敏感肌はアトピーの手前の状態なのかもしれない

そんな警鐘を鳴らすデータといえるのではないかと。

 

まあ、花王の製品使えば、セラミドプロファイルを健常者に

近づけることができるよーってなデータもでているので、

そちらへの誘導が本来の目的なんでしょうが。

 

 

原因としてはこちらの研究では2点あげられています。

1つはセラミドNP/NS比

NP/NS比が低いほど経皮水分蒸散量は高く、皮膚バリア機能が低下していることが

花王の研究から確認されています。

アトピー性皮膚炎における角層健常性指標セラミドNP/NS

 

まあ、中身を見れないのでよくわからんけど、セラミドNPの割合が減ると

肌によくないってなことではないかな。

図から敏感肌ではセラミドNPが減って、セラミドNSが増えるから、

たぶん合ってると思います。

 

で、セラミドNPの減少が刺激感受性を高くする要因になっているのではないか、と。

ただ、データからは相関はあるようには見えんけどね。

 

もう1つは角質細胞の面積が敏感肌では小さくなっているとのこと。

皮膚は周期的に生まれ変わるターンオーバーを繰り返しているわけですが、

角質細胞が小さいということは、ターンオーバーが加速していることを示唆します。

 

つまり、敏感肌ではターンオーバーが加速し、未成熟な角層形成が進んでおり、

セラミドの産生に影響を与え、不完全なラメラ層を作っているのではないかと。

 

バリア能が不十分であるから、それを補うために突貫工事を行い、

突貫工事故に、バリア能が不完全になってしまい・・・

と悪循環を繰り返しているのではないかと推測しているわけよ。

 

だからセラミドを補えば、この悪循環を断つことができるという

ことを示唆していると考えられます。

 

まあ、花王の場合は疑似セラミドで被膜を張ってバリア能を高めれば・・・

って話になるんでしょうかね?

 

 

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