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短鎖セラミド?!

SPHINOX Lift

バイオアクティブに働くセラミド・・・

ってな謳い文句をみたのですよ。

何それ?って気になったので調べてみました。

 

製品名はSPHINOX Lift

エボニック社の原料になります。

セラミドを作ってる最大手の原料メーカーです。

表示名称はセラミドNP

 

セラミドNPはセラミド3のことで、通常のセラミドNPと表示は同じなので、

成分表からは違いがわかりません。

 

こいつは何者かというと、短鎖セラミドになります。

通常セラミドNPの脂肪酸の長さはC18です。炭素が18個連なっているわけ。

天然ヒト型セラミドはC19、C20と若干長いです。

 

で、これは脂肪酸がC6と非常に短いものになります。

 

セラミドってのは全身に存在しており、肌にあるセラミドが特殊で、

長鎖脂肪酸を有しています。

いわゆるバリア機能を持っているのが、長鎖脂肪酸をもつセラミドであるとも言えます。

 

肌以外のセラミドは短鎖セラミドであり、主にシグナル物質として機能しています。

有名なところでは、細胞のアポトーシスを誘導することが知られています。

 

謳われている効果は

・肌のたるみを目立たなくします

・皮膚構造を引き締め、皮膚組織の調子を整えます

・ふっくらと肌を緻密化

・真皮の足場を再形成する

・シワの深さを平らにする

 

真皮を刺激することで、皮膚組織の再生を促すって感じかね。

皮膚密度とシワの改善がin vivoで確認されたとか。

肝心のデータは見れていないので、どの程度かはわかりかねます。

 

懸念点としては、短鎖セラミドは肌のバリア能を低下させると

いうデータがあること。

ただ、ここまで短いわけではないとラメラ層には取り込めれないのかもしれませんが。

 

また、セラミドの合成経路を調べるために短鎖セラミドを使用し、

その際は細胞が短鎖セラミドを取り込んだ後、脂肪酸とスフィンゴシンに

分解され、長鎖脂肪酸のセラミドを再合成することが確認されています。

ですので、本当に謳われているような効果があるのかは懐疑的ではあります。

 

どの道、とんでもない価格なのは聞くまでもないので、

使うことはないかなーとは思います。

 

 

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 セラミドの長鎖脂肪酸の重要性

セラミド分子種

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