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ミミズのサプリ

ルンブルクスルベルス

ミミズのサプリ、何に効くの?ってご質問がありましたので、

お答えしていこうかなと。

 

昆虫の原料ってのは珍しいですし、あんまり好んで使われません。

イメージがよくないですからねー

そんな中、このミミズ粉末は比較的メジャーな原料です。

 

原料名はルンブルクスルベルス粉末、略してLR末と呼ばれています。

この粉末にはルンブロキナーゼって酵素が含まれており、

タンパク質分解酵素の一種です。

 

この酵素は血中で血栓を溶かす効果があり、

血管疾患の予防目的で摂取するものです。

 

血栓とは文字通り、血の栓なわけですが、

これが頭で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞になります。

原因はさまざまですが、血栓を溶かせば予防できるというわけです。

 

しかしながら、血栓を溶かせるものというのは、限られており、

今のところ分かっているのが納豆に含まれるナットーキナーゼと

このルンブロキナーゼの2つくらいしかありません。

 

ミミズのほうが、色々と権威付けしやすい、

日常で摂取できないってことで、宣伝講習販売などでは

好んで使われています。

普通の人はミミズ食べないからね。

 

まあ、どっちも得られる結果は変わらんので、

好きな方を摂取すればよいんでないかな?

ぶっちゃければ、毎日、納豆を2パック食べれば

同様の効果を得られます。

 

朝晩1パック食べるのがベストです。

 

ただルンブロキナーゼは血栓だけでなく、血管にも作用して、

血管に穴をあける恐れがあります。

そのため、効果を中和するのに田七人参を併用することが

必須となります。

まあ、ほぼほぼこの組合わせで作られていると思いますが、

その辺は注意したほうがよいかな?

 

あとは摂取量はちゃんと守らないとダメなやつです。

消費を促すために、症状のある人は多めに飲むことをススメがちですが、

これに関しては摂取量は厳守すべきです。

 

正直、ミミズの原料ってサンプルもなかったなー

ですので、これは飲んだこともないです。

 

 

おまけで2つほど原料の説明を少々。

 

ギャバについてですが、正式名称はγ-アミノ酪酸。

ストレス緩和作用があるのですが、お菓子とかに含まれているので、

サプリでは需要が低いです。

ギャバ入りのチョコとか、結構売れたらしいですが、

ギャバのサプリは売れないことで有名。

 

某サプリの売り上げランキングでダントツのビリだったって

話を聞いたことがあります。

 

γ-アミノ酪酸は神経伝達物質で、副交感神経を促進します。

そのためリラックス効果があるとされ、ストレスによいとされています。

 

ただ、血液脳関門を通過しない物質なので、直接摂取したギャバが

作用するわけではないです。

血圧を下げる作用は確認されていますが、リラックス効果については

どうなんだろってな状態です。

 

フランス海岸松樹皮エキスについて。

商品名はピクノジェノール。

抗酸化作用が非常に高い成分で、ORAC値がめてゃくちゃ高い数値がでます。

 

あほみたいに高い原料ですので、これを使うことはなかったです。

類似品でフラバンジェノールというパクリ商品があったので、

こっちを使ってたなー。

価格は半分くらい。

 

で、アカシア樹皮エキスなるものがでてきて、

ORAC値はピクノジェノールを越え、価格が1/10程度だったので、

こっちを重宝しましたね。

 

まあ、抗酸化作用って体感できないので、

なかなか売れないんですけどね。

 

小林製薬がアルギニン、シトルリン、ピクノジェノールの組み合わせで

特許とってて、それがすごく売れたかなー

精力剤です。

 

 

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