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ウシ除タンパク血液

牛由来の原料って珍しい

ウシ伝達性海綿状脳症(BSE)、いわゆる狂牛病の影響で、

牛由来の原料ってほぼないんですよ。

BSEとは、脳のプリオンというタンパク質が異常をきたし、

それがまるで感染するかのように広がり、脳の機能を破壊する病気。

牛が異常行動をとるようになり、狂牛病と呼ばれました。

 

平成13年にウシ等由来物を原料として製造される医薬品、医療用具等の品質及び安全性確保の強化について

通達があり、これを境に牛由来の原料が姿を消すこととなります。

ハードカプセルは今は豚ゼラチンが使われていますが、

当時はまだ牛ゼラチンを使用したものがありました。

まあ、牛ゼラチンって、消化がめっさ悪いんですけどね。

 

ウシ除タンパク血液ってのを見て、珍しいなーと。

これは、ウシの血液からタンパク質を除いたものになります。

オーストラリア、ニュージーランド産の子牛の血液から作っているそうな。

どうやって血を抜いているのか、想像したくはないですね・・・

 

血液は原産国が禁止国である場合に、使用してはならいない成分に分類されるので、

アメリカ産の牛とかは使えないです。オセアニアはOKです。

 

にしても、なんで牛だったんですかね?

豚じゃダメだった?馬とかでもよかったんでは?

そもそも血液って発想がサイコだと個人的には思います。

 

血液を美容に用いた人物は、血の伯爵夫人ことエリザベート・バートリが有名。

まあ、こっちは人の血液なんですけどね。

一説によると600人くらいの若い女性を殺害して、その血を浴びていたとか・・・

このウシ除タンパク血液に効果があるというのであれば、

彼女の行動も理には適っていたということなのか。

 

最近では、若い血液を注入することで、若返る効果があるとかないとか、

そんな話もあります。

マウスの実験では成果があり、近い将来、ヒトでの実験が行われるのでは

ないかといわれています。

どこからその血液持ってくるんだって話ではありますが・・・

 

 

さて、ウシ除タンパク血液という原料ですが、

 

情報があんまりないんですよねー

スイスの会社が販売しているそうなんですが、

特にデータがあるわけでもないです。

 

ソルコセリルという医薬品に近い効果があるのではないか?

といわれていますが、どうなんだか。。。

 

ソルコセリルは幼牛血液抽出物軟膏剤。

 

組織修復促進剤、つまり傷を早く治すために使われます。

創傷作用のほか、コラーゲン産生の増加や、ミトコンドリアの活性

などが動物実験で確認されています。

 

有効成分もソルコセリルなので、ウシ除タンパク血液に

これが含まれているか否かってところになるかな。

まあ、含まれていたら医薬成分が含まれているってことになるので、

たぶん含まれてはいないと思われます。

 

 

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