イソプロパノール

イソプロパノールを防腐剤として使う

今まであんまり見なかったのですが、ここ最近立て続けて

使用されている商品をみたんですよね。

 

イソプロパノール。

 

防腐剤として配合されているとはいえ、微量なので影響は

ほぼほぼないとは思いますが、あえて使用しなくても・・・

 

単体での原料はあるんでしょうが、主にカチオン界面活性剤の

原料の防腐剤として使われていることが多いみたい。

カチオン界面活性剤を使う必要性がある商品に対し、

ついでに防腐効果もあるってことで、採用されているのかな?

 

イソプロパノールは一価のアルコールで、エタノールの親戚みたいなやつです。

エタノールよりも殺菌作用が高く、価格も安価であるというメリットがあります。

ただし、ウイルスに対する効果はエタノールのほうが高いので、

現状、エタノールに代わって消毒液として一般に普及はしていません。

 

水にも油にも溶解することから、溶剤としても重宝されています。

接着剤を溶かしたりもできるので、工業用ではよく使われているんだそうな。

 

ただ、化粧品ではあんまり使われていないです。

理由は敢えて使う必然性がないから。

パラベンやフェノキシエタノールでいいやんってなっているからです。

存在すら知られていないので、選択肢にすら入ってこないです。

 

そんなイソプロパノールのGPS 安全性要約書ってのが三井化学から

公開されているんですが、その内容がなかなかでして・・・

ちなみに安全性要約書とは、自社で製造販売する化学品に関するリスク評価結果等

をわかりやすい書式でまとめたものです。

 

で、その中に下記の記載があります。

イソプロピルアルコールは、眼に対し強い刺激があり、生殖能又は胎児へ悪影響を

及ぼす 恐れがあります。 一度飲み込んだだけ、または吸入しただけでも、

全身や特定臓器中枢神 経系、腎臓へ障害を与える、また気道へ刺激を与える恐れがあります。

長期に飲み続ける、 また吸入し続けると、血管、肝臓、脾臓に障害を起こす恐れがあります。

 

まあ、これは原液の話ですけどもね。

原液を扱う際には、細心の注意を払う必要性があるわけです。

 

眼への刺激性に関しては、薄めても全然あるので、

これに関しては気をつけるに越したことはないですが、

化粧品に配合されている量であれば、直ちに影響がでることはないです。

 

刺激性はなく、安全性が高いとはされていますが、

こんな文章見せられては・・・

毎日、ずっと使い続けるものには入って欲しくはない成分だと

個人的には思いますけどもね。

 

カチオン界面活性剤と一緒に使われることが多いので、

シャンプーやコンディショナーなんかに含まれているかもしれません。

やたら眼に刺激のあるシャンプーなんかは、

もしかしたらキャリーオーバー扱いされていて、

実は入っているってこともあるかもね。

 

 

【関連記事】

 アルカンジオールによる防腐剤フリー処方

イソプロピルメチルフェノール

<<<前           次>>>