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プラチナセラミド・・・?

白金をセラミドでコーティング!?

プラチナセラミド、なかなかのパワーワードですね。

とあるシャンプーに配合されているそうな。

プラチナコラーゲンとかあったから、まあそんなのあっても

不思議ではないか。

 

ヒアルロン酸やプロテオグリカンとかもあるのな。

 

表示名称はグルコシルセラミド、白金

 

ヒト型セラミドではないのかー

髪にもセラミドが含まれており、セラミドを補うことに意味はありますが、

グルコシルセラミドでは保湿作用しかないからな。。。

 

ナノコロイド化した白金の周りをグルコシルセラミドが覆っている形になっています。

ナノコロイドはマイナスに帯電しており、グルコシルセラミドをプラスに帯電させることで

結びついているって感じか。

 

白金は非常に高い抗酸化作用があり、白金自体は変化しないで、

電子だけのやり取りで活性酸素を無毒化するため、効果は半永久的。

一時は白金という貴金属が高級感を演出できたので、流行ったんですが、

皮膚から浸透して血中にのるとかなんとか言われ、現在下火です。

そもそも、影響がでる量が入ってるわけないんですけども。

 

当たり前ではありますが、白金をグルコシルセラミドが覆っているので、

白金の特性である抗酸化作用は失われています。

 

白金の最大の持ち味を殺してまで、コーティングする意味はいったい・・・?

 

メーカー曰く、

浸透力と損傷部分への吸着性を高めたプラチナセラミドがキューティクルを接着し

髪のバリア機能をサポート。毛髪内部の水分流出を防ぎ、プラチナのような輝く艶髪に導きます

とのこと。

 

推測にはなりますが、浸透力というのはナノ化されているからってことかな。

グルコシルセラミドがくっついてもナノサイズでしょうし。

 

補修部分への吸着性を高めたってのはよくわからんけど、

補修が必要な部分はセラミドが不足しているので、

そのセラミドは補修部分との親和性が良いだろうってことかな。

まあ、グルコシルセラミドなんですけども。

 

もちろんプラチナが髪に入ったからといって、

髪がプラチナのように輝くことはないです。

ナノコロイド溶液は黒い液体ですしね。

 

もしかしたら、染料的な効果はあるかもです。

 

なんだかんだいっても、プラチナですので非常に高額な原料となります。

高配合しているわけもなく、インパクト重視って感じでの使用だと思われます。

 

まあ、白金シリーズって結構あるのですが、

グルコシルセラミドをくっつけるのは、まだ良しとしましょう。

 

コラーゲンやヒアルロン酸でコーティングする意味がマジでわからん。

当然、分子量はでかくなるので、ナノサイズではなくなります。

 

浸透しない、抗酸化作用のないこの原料を使う意味とは?

別々で配合じゃあダメなの?

 

 

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