活性型EGFというものがあるそうで
成長因子関連は、大腸菌に遺伝子組換えでヒトの成長因子の遺伝子を組み込んで、
大腸菌にヒトの成長因子を作らせています。
まあ、成長因子に限らず、遺伝子組換え大腸菌で有効成分を生産しているものって
たくさんあります。
で、従来の一般的な成長因子はタンパク質が変性し、
不溶性かつ不活性沈殿体の状態になっているそうです。
これをリフォールディングと呼ばれる工程を経て、
活性化させるそうなんですが、100%活性化させることができず、
不活性の成長因子が不純物として混ざるんだって。
要するに純度が低いと。
リフォールディングはこんな感じ。
一方、特許技術をつかうことで、予め活性化させることで、
リフォールディングの工程を省くことができるようになったとか。
その結果、100%活性化することができ、純度が高い成長因子を得ることができるそうな。
大腸菌の培養工程でなんかするんかな?
成長因子の変性を防ぐことで、活性型成長因子が得られると。
結局、従来の成長因子と何が違うかというと
1.リフォールディングの工程を省けるので、製造コストが安くなる
2.純度の高い活性型を100%で得られる
3.活性が高い
製造コストは2/3くらいになるんだそうな。
で、活性が1.3~1.5倍くらいになるそうな。
従来品と同等の効果を出すのに、コスト的には大幅に削れるってのが
最大のメリットになると思われます。
EGFに関してはオーバードーズが起こるので、
たくさん入れれば従来のEGFより高い効果が得られるってなものでもないです。
オーバードーズは一定の濃度を越えると効果が落ちる現象。
EGFは推奨濃度以上いれても、効果が変わらないどころか、
効果が落ちるわけですよ。
まあ、活性型EGFとか言われると、なんか凄そうなので、
それを謳うだけでも価値はあるかなー
なお、従来のEGFが決して不活性なわけではないです。
リフォールディングで活性型にしているわけですからね。
ただ、100%活性型にすることができないので、
不活性型が混ざってるよーって話。
で、これは100%活性型だからってのが推しポイントとなります。
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