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ナチュセラローションに溶けないAgeCap

思ってた以上に上限いっぱいみたい

ナチュセラAAAのサンプルを作るのに、最初はナチュセラローションを

使おうと思ったわけであります。

とりあえず試してみようと思ってね。

 

で、写真はナチュセラローションにAgeCapことメトキシヒドロキシフェニルイソプロピルニトロン

を溶かしてみたものです。

見ての通り、溶けてません(笑)

 

AgeCapって加工に一癖あって、水に溶けにくい性質があります。

もちろん油にも溶けなくて、BGやグリセリン、あとはエタノールかな、

などの溶剤で溶かすことができます。

 

常温では溶けなくて、40℃くらいに温めないと全然溶けません。

知らないと加工するとき四苦八苦することになります。

 

他の化粧水でも色々試したのですが、たいていの化粧水には

BGやグリセリンが含まれているので、温めれば溶解は可能でした。

 

もちろん、ナチュセラローションにもグリセリン、BGは含まれています。

ですので、問題ないかと思われたのですが、結果は御覧の通り。

全然溶けなかったです。

 

ちなみに、溶かした量は0.1%。

写真でみると、沈殿部分が結構あるように見えますが、

比重が軽くてね・・・

これも扱いにくい要因になっています。

%は重量で出していますので、0.1%でも結構な量になるんですよ。

 

で、何が言いたいのかというと、AgeCapが溶けないとうことは

そのスペースがナチュセラローションには存在しなかったということ。

他の化粧水よりも溶解物が多いってなわけです。

 

通常の化粧水よりも濃いとの自負はあったのですが、

それを改めて実感したので、ちょっと言いたくなったわけであります。

 

紫根エキスが多く含まれているので、色がついていますが、

通常は紫根エキスって時間とともに退色していくんです。

ですので、多くの紫根エキスを使用しているアイテムは、

着色料を使っていることが多いです。

 

まあ、そもそも使用量が少ないことを誤魔化しているって

側面もあるんですけど、けっこう退色しやすいので、

保険として着色しているわけです。

 

ですが、うちのローションは10年経っても退色していません。

加速試験でも退色が見られなかったので、同業者の方からは驚かれます。

これも濃さの証明の1つでもあるわけ。

 

オタネニンジン根エキス、クズ根エキス、フルボ酸はもちろん、

ナイアシンアミド、ホウロクダケ培養液、コメヌカ発酵液なども

結構な量入れています。

 

液物であれば、追加できますが、固形物はこれ以上は無理っぽいです。

ナイアシンアミドも増やそうかと思っていたのですが、

そもそもこれ以上の溶解するスペースはないみたいなので、

ちょっと無理っぽい。

 

まあ、ナイアシンアミドのサンプルに関しては

あまり反響はなかったですし・・・

 

 

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