チョコミントはお好き?

個人的には苦手です

チョコミントって個人的には苦手で、正直食べれません。

職業病みたいなもので、香料の味を強く感じるんですよ。

香料って無味ではないんですよ。使う香料によって、味は変わってきます。

香料の量を間違うと、雑味がでてきて不味くなります。

 

ミントはメントールが多く含まれており、まあ、このメントールの

味がダメなんですよね・・・

 

ただ、好きな人は至高の食べ物だという人も少なくないので、

その魅力について理解したいなーと思った次第です。

 

まず、疑問に思ったのがミントとハッカの違いはなんや?ってこと。

ハッカも個人的には無理だけど、ミント好きな人は好きなんかな?

チョコミントアイスっていえば、なんかポップな感じですが、

チョコハッカアイスっていうと、なんかあれですよね。

 

調べた結果、ハッカは二ホンハッカ(ジャパニーズミント)のことで、

まあ、ハッカもミントなんだとか。

メントール成分がペパーミントなどよりも多いので、

強い爽涼感があり、より強い爽涼感を出したいときに、

クールミントとしてすでに使われているんだとか。

 

つまり、ミント好きな人は、ハッカも好きってことになるんかな。

 

 

ミントの魅力はあの爽涼感。

あの爽涼感を出している成分がメントール。

苦手な人は歯磨き粉のようだと言われますが、

歯磨き粉の多くにはメント―ルが含まれているから。

 

メントールは人間の皮膚や舌にある「TRPM8」というタンパク質に結合します。

TRPM8は細胞膜にあるCaイオンを透過させる非選択性陽イオンチャネル。

普段は冷刺激(23~26℃以下)で反応し、冷刺激情報を感知し、

中枢へと伝達する役目を担っています。

 

まあ、簡単にいえば、冷たいという感覚を認識する場所。

 

メントールはなぜかこのTRPM8に結合することができ、

「冷たさ」を感じる受容体を活性化させることにより、

実際に舌や皮膚表面の温度が下がったり、そこに触れる空気の温度が下がったわけではない

のに「冷たい」刺激を感じさせています。

 

つまり、冷たいと錯覚させるわけです。

 

実際には体温が下がっているわけではないのですが、

脳は冷たいと感じているわけで、そのフィードバックで

体温を上げるように動きます。

暑くなると冷感グッズとしてメントール入りの商品がでてきますが、

あれって、結果的には体温を上げるわけですから、どうなん?

と思いますけどね。

 

これとは逆に唐辛子の主成分であるカプサイシンは、

43℃以上の熱に反応するTRPV1という受容体に作用します。

つまり、熱いと錯覚させる成分となります。

 

こちらは脳が熱いを錯覚しているので、体を冷やすように作用します。

そのためか、暑い地域では辛いものをよく食す傾向になります。

 

 

さてさて、冷たさを錯覚するメントールと、熱さを錯覚させるカプサイシン、

一緒に取るとどうなるんでしょうか?

 

結論は、死ぬほど痛いです。

良い子は絶対マネしないでください。

 

そもそもカプサイシンは超刺激物ですので、通常は別の物が使われます。

それがバニラのにおいの成分であるバニリン。

バニリンもカプサイシンと同様に熱さを錯覚させる成分。

 

メントールとバニリンを混ぜたものを塗布すると、

手とかにつける分には問題はないんですが、

粘膜につくと激痛が走ります。

マジで死ぬかと思うほど痛いです。

しかも、結構長い時間継続します。

 

なんか特許を取られているみたいですが、いったい何に使うのか・・・

 

 

まあ、脳へと影響を与える食べ物なので、何かしら気持ちよくなるのかもね。

中毒性はないってことになっていますが。

 

 

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