妊娠中のパラベンが赤ちゃんに与える影響

妊娠中はパラベンを避けたほうがよい?!

妊娠中の女性がパラベンを含む化粧品を使用することと出生児の体重が増加する

可能性の関連を論じた報告が、「Nature Communications」に掲載されました。

 

Maternal paraben exposure triggers childhood overweight development

 

ざっくりいうと、母親の尿中ブチルパラベンの濃度が高いと、

子どもは太りやすいってデータがでったってな内容。

 

個人的には、尿中からパラベンが検出されるんだってのが驚きではあります。

パラベン入り化粧品と、パラベンフリーの化粧品を使用している人の尿中の

パラベン量を比較したデータがあるのですが、

 

均すと、パラベンフリー区よりもパラベン入り区のほうが2~3倍、

尿中から検出されています。

圧倒的に多いのがメチルパラベンで、使用頻度が高いからってことに由来しているのでしょう。

 

まあ、振れ幅が凄いことになっているので、それが何を意味しているのかは

ちょっとわかりませんが・・・

 

パラベンアレルギーが後天的に発現するってのは、

血中にのるが故に起こるんだろーなと思いました。

花粉症と同じメカニズムだと思います。

 

パラベンアレルギーの割合は0.2~0.3%くらいだと言われていますが、

潜在的にはもっと高いというわけです。

 

 

さてさて、内容に戻りますが、パラベンと子供の肥満についてですが、

イソブチルパラベンとブチルパラベンに相関関係があったとのこと。

ほかのパラベン、特に濃度の高いメチルパラベンには相関関係が見いだせなかったそうな。

 

パラベンってのは色々種類があって、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチルの順に

分子量が大きくなっていきます。

それに比例して、抗菌性が増すとともに、刺激性も増すわけですが、

今回は、使用頻度の低い、長鎖パラベンが子供の体重増加を引き起こす

可能性があるって話になったわけです。

 

まあ、濃度としては高くないとはいえ、血中に乗っているわけです。

当然、胎児にはへその緒を通じて、これらの物質も送られてしまうわけです。

成人にはほぼ影響のない濃度でも、胎児からしたら成人の何倍もの濃度になってしまう

わけですから、何かしらの影響があってもおかしくはありません。

 

とはいえ、体内での影響はあんまりないんじゃないかなーと個人的には思います。

この体重増加って話ですけどね。

 

どちらかといえば、母乳に含まれてるパラベン量に影響されているんじゃないかなっと。

血中にパラベンが乗っているのであれば、母乳にも含まれている可能性は高いです。

 

当然、母乳が出る出ないの問題もあるので、粉ミルクを使用するとかで、

血中パラベン濃度と、摂取量がばらけるため、なかなかデータを取りずらいわけです。

その辺がわかれば、もっと明確なデータになったんじゃないかな~

ってのが個人的な見解です。

 

 

この論文では、メチルパラベンは影響ないって話になっていますので、

メチルパラベンは安全、心配する必要はないっと断言するのはちょっと早いかな。

 

体重増加に関しては、ほぼ関係ないと言えるかもしれませんが、

他の影響がないとは限らないわけです。

ブチルパラベンには食欲増進作用があるかもってことが示唆されていますが、

これは神経系ないしホルモン系に作用していることを示唆しているわけです。

 

ほかのパラベンも、何かしらの作用をしているかも・・・

まあ、可能性の話ですけどね。

 

また、パラベンの代替品はどうなの?

ってなところも議論されていないので、一概にパラベンは避けるべし、

とも言えないんです。

 

 

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