DS-HydroCeramide5

セラミド原料

あまり国内では出回ってないセラミド原料です。

韓国のDoosanって企業の原料になります。

 

表示名は1, 2-ヘキサンジ オール、水、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、

セラミド 3、セテアレス-20、グリセリン、ステアリン酸ポリグリセリル-10

セラミド は5%の原料になります。

 

セラミド難溶性と再結晶化といった性質を改善するために開発されたものだそうな。

ようするに、水溶性にしたセラミド原料です。

ご存知の通り、セラミドを溶解するは非常に難しいです。

それが、水に溶かすだけで簡単にセラミドを配合できるというわけ。

 

セラミド3の水溶性セラミド原料は確かに珍しいかも。

 

再結晶化ってのは、溶解させたセラミドが溶けてない状態になること。

水ベースに高濃度で配合させようとすると起こる場合があります。

油剤ベースの場合はまず起きることはないです。

また、水ベースのものでも、水溶性にした原料を使っているので、

まず再結晶化は起きません。

 

セラミド原料を粉末で購入して、それで化粧品に高濃度配合しようと

しない限りは、再結晶化に悩まされることはまずないです。

 

DS-HYDROCERAMIDE 50Sという原料もあり、

こちらはセラミド3が50%の原料。

表示名はセラミド3、水添レシチン、ステアリン酸スクロール、ステアリン酸ポリポリグリセリル-10

 

セラミドの高濃度品を作るのに適しており、

ハンドリングを改善したものになります。

 

やろうと思えば、セラミド3の4%配合した商品を作ることも可能。

まあ、コストという壁はありますが。

当然ではありますが、セラミド3の粉末よりもお値段します。

 

推奨量は0.4%。

セラミドとして0.2%となっております。

まあ、そんだけ入っていれば十分です。

 

DS-HYDROCERAMIDE 5は予め薄めてあるので、

本当に水に混ぜるだけでOKになっています。

さらにハンドリングがよいです。

 

こちらは4%が推奨濃度。

セラミドとして0.2%となります。

 

 

17人のボランティアに、腕にブランク、セラミド0.2%を塗布した場所と

DS-HYDROCERAMIDE 50S、DS-HYDROCERAMIDE 5を塗った場所を

比較したときのデータ。

 

これらの原料を使ったほうが、従来のセラミドよりも

圧倒的に効果があるよってなデータになっています。

 

比較に使われたセラミドがどんなものか、

縦軸は何を表しているのか、ちょっと分かりませんが、

スゲー露骨なデータとなっております。

Hydrationは直訳すると水和。

うーん、何を意味しているのがちょっとわからんな。

 

しかも、DS-HYDROCERAMIDE 5のほうが結果がいいんですよね。

圧倒的に。

 

ま、基剤によって、セラミドの効果が変わるってことなんでしょうが、

DS-HYDROCERAMIDE 50Sと比較しても2.5倍、

セラミドだけとの比較だと4倍・・・

 

 

まあ、実際はここまでの差はないとは思いますが、

従来のセラミドよりも高い効果は期待してもいいのかな。

 

とはいえ、この原料を使うことはないかな?

そもそも、どこか国内の商社で扱っているかもわからんからな・・・

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