ペリセア

ジラウロイルグルタミン酸リシンNa

ペリセア🄬は旭化成の原料で、最近よく耳にする原料です。

まあ、注目されている成分ってことですわ。

 

表示名はジラウロイルグルタミン酸リシンNa

トリペプチドに疏水基が2つくっついた構造になります。

親水基と疎水基を持っているので、界面活性剤としての性質をもっていますが、

この形、どこかで見たことないですか?

 

そう、セラミドと形が似てますよね。

実は、セラミド様作用をもつ擬似セラミドでもあります。

 

擬似セラミドなので、スキンケア用にはうちでは使えませんが、

ダメージ髪ケア効果が凄いらしいんです。

めっちゃ入り込むそうで、1回の使用で髪質が変わるとまで言われています。

 

あーっと、擬似セラミドを使えないってのは、

ヒト型セラミドが一番よいっていっている手前ね・・・

 

肌の保湿効果も高く、セラミドの穴を埋めることができるそうです。

 

 

効果はかなり高い原料らしいんですが、

チョットした問題があるそうな。

 

なんか生分解性が悪いらしいんです。

普段、生分解性なんて気にしていませんが、

加工先さんから、生分解性が悪いから使いたくないな~

とボソリと言われまして。。。

 

原料メーカー曰く、生分解性に優れているといってはいるのですが。。。

まあ、このグラフをどう見るかってことで、見解は変わってくるかも。

 

28日で85%は生分解されるので、生分解性に優れていると考えるか、

15%は分解されずに残ると考えるか。

 

グラフを見ると、21日で頭打ちになっていますので、

60日調べたとしても、15%分は残ると予想されます。

 

まあ、植物由来で作っているものなので、

なんで分解されないのか謎ではありますが。

 

 

効果は抜群らしいので使いたいとは思うのですが、

環境に配慮したほうがいいのか・・・判断に迷うとこです。

 

知らなきゃ普通につかっていたんですけどね。

 

 

生分解性が悪いといっても、これが何か悪さをしている

ってわけでもないですからね。

<<<前          次>>>