豚脂の化粧品原料

ありそうだけど、あんまり聞かないなー

牛脂は石鹸で使われます。

皮脂を溶かして、細胞間脂質は溶かさない、非常に肌に優しい石鹸ができます。

ただし、40℃以上でないと溶けないので使いにくいです。

 

また、狂牛病問題もあってか、あんまり使われなくなりました。

 

ただ、牛の脂を化粧品で使えるなら、豚もあってもいいのになー

と思ったわけです。

 

イノシシの脂は非常にいいって話を聞いたことあるので、

豚もいいんでないのかなーと。

(イノシシ脂は非常に高級品ですし)

 

で、調べてみたら、豚脂は化粧品として使えるそうな。

粘膜に使わないのであれば69%配合可能です。

ただし、粘膜に使用する場合は不可なんだとか。

 

 

利点は、ヒトの皮脂成分に近い組成をしているってことと、

ビタミン類が豊富に含まれているそうな。

あとは、産業廃棄物として捨てるしかないものを有効活用できるとか。

 

まあ、牛脂と組成はそんなに変わらないので、良い石鹸が作れそうです。

 

 

なぜ、あまり使われていないのか?ってことですが、

一番はイメージの問題なのかなーと。

 

ラードですからね。

 

あとは、馬油のほうが人気なんですよねー

なんとなく、そっちのほうが良さ気に思えますし。

 

効果的には馬油と変わらないくらい、豚脂は優秀なんですけどね。

 

 

とはいえ、どこで扱っているのかよくわからんかったりします。

さすがにお肉屋さんにもらってくるわけにはいきませんし(笑)

 

需要が増えてくれば、色々と研究されてくるんでしょうが、

現状は難しいかな~

 

面白い素材ではあるんですけどね。

 

 

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