桑白皮エキス

β-トコフェロール

育毛剤を作りたいなーとは思っているのですが、

医薬部外品ないし医薬品にしないといけないので、

実際にはヘアケア美容液って感じになるのかな。

生えるとかなんとかは言えない代物です。

 

その中で気になる原料が桑白皮エキス。

富士産業のオリジナル原料で、各社こぞって使用しています。

 

桑白皮エキスは通常70%のエタノールで抽出されます。

しかしながら、この原料はここからさらに精製、抽出することで、

高い育毛作用を示す原料になっているのだとか。

 

酢酸エチルで再抽出するそうで、一応、特許も取得しています。

(製法特許第3505200号)

 

 

で、何が気になったかというと、

「60%の人に効果があった!」というコピー

 

高いんだか低いんだか、何とも言いようのない数値です。

 

 

髪には成長期、後退期、休止期を経て脱毛するというサイクルがあるそうです。

このサイクルの乱れが薄毛の原因なんだとすで。

つまり、休止期が増えていくと、禿げるってわけ。

 

で、この休止期に突入してしまった毛を成長期へと移行することが

できるのがこの桑白皮エキスなんだそうです。

 

そして、その主要成分はβ-トコフェロール。

まあ、ビタミンEですね。

 

自然界ではα-トコフェロールが圧倒的に多く、

また生理活性もこちらのほうが高いといわれます。

 

しかしながら、この毛周期サイクルの変換能は

β-トコフェロールにしかない特殊な作用なんだそうです。

 

 

つまるところ、60%は毛根が死んでいるわけではなく、

休止期にはいっているだけで、まだ望みはある・・・というわけ。

 

そういう意味では、賭けるなら決して低い勝算ではないかもしれませんね。

 

 

ただし、このデータはあくまで原液。

1日2回、1回2mlを気になる部分に塗布した結果です。

 

ちなみに30%の濃度に調整したものは改善率が47.5%まで落ちます。

(まあ、3倍の量、つまり6ml使えば同じになるはずですが)

 

 

で、原料メーカー推奨量は10~30%

結構使わせるなー(笑)

 

全組成はエタノール69.23%、水29.67%、桑白皮エキス1.1%

表示はエタノール、水、ソウハクヒエキス

 

高配合にするとエタノール感がパないことになりそう。

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