DHA、EPAはアトピーに有効

オメガ3系はアトピー改善に有効であるとの発表

DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸。

青魚に多く含まれており、ω(オメガ)3系のオイルになります。

血液をサラサラにするとか、脳の働きをよくするとか言われていますが、

炎症を抑える作用があるともいわれています。

 

そもそもω3って何?ってことですが、

脂肪酸は根元をα(アルファ)、末端をωと表し、ω側から何番目に2重結合があるかってのを示してます。

ω3ならω側から3番目に2重結合がありますよ~ってこと。

DHAもEPAもどちらもω側から3番目に2重結合があるので、ω3ってことです。

 

 

アトピー性皮膚炎は、症状の発症・悪化において、生理活性脂質のロイコトリエンB4(以下、LTB4)

が深く関与していることが研究報告されてきました。

 

で、ω3系多価不飽和脂肪酸(DHA/EPA)がLTBの産生を拮抗的に抑制することに注目し、

治療への応用可能性を検証した結果、アトピー性皮膚炎治療の補助剤として、DHA/EPAを

活用できる可能性が示されました・・・というわけです。

つまり、LTB4って悪い脂質をω3オイルが抑えるから、

従来の治療 に加えることで、より改善が見込めるんじゃないか?ってことです。

 

 

さてさて、ω3オイルの話で対に出てくるのがω6オイル。

互いが拮抗しあっており、このバランスが適切に保たれているのが

重要になります。

 

ω6オイルを多くとり過ぎるとどうなるかというと、

動脈硬化が進み、脳の機能が低下し、炎症促進物質が作られます。

炎症促進物質の1つがLTB4にあたります。

 

で、現代人は意識しなければ、圧倒的にω6を摂取しているといわれます。

 

逆にω3が多ければ、その逆が起こると考えてもらえばいいです。

動脈硬化が改善され、脳の機能が上がり、炎症作用が抑制されると。

 

まあ、結論を言えば、ω3オイルを取れよ~ってことです。

 

サプリメントでも売ってますよね。

最近、流行っているそうですよ。

 

ただ、カプセルに入る量はせいぜい300mg。

3粒飲んでも1gに満たないわけです。

それでは全然足りないんです。

 

普段の食事に積極的に取り入れていく必要があります。

 

肉よりも魚を多くするとか、

エゴマ油や亜麻仁油を調理に使うようにするとかですかね。

 

肌荒れがひどい、敏感肌ですぐに赤くなる・・・

もしかしたら、ω3足りてないのかもしれませんよ?

 

 

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