ヘパリン誘導体を常用してもいい?

ヘパリン誘導体は医薬品です

最近、やたら聞くのですが・・・

お医者さんでステロイドが嫌がられるので、

処方頻度が増しているのかな??

 

以前、記事に書いたのでヒルドイドの説明はこちらをご参照くださいませ。

 

ヘパリン類似物質

 

されさて、このヘパリン誘導体を常用してもよいのか?

というご質問があったので、個人的な見解を書いておきます。

 

ヘパリン誘導体は副作用が少なく、慢性毒性もないので、

おそらく、使用し続けたとしても問題が起こる可能性は低いです。

ただし、ないわけではないというか、医薬品なので、

注意書きに副作用が書かれているはずです。

仮にトラブルが発生しても自己責任ということになります。

 

確かに即効性はあるかもしれません。

しかしながら、治療を目的として作られた医薬品ですから、

当然、美容目的として作られたものではありません。

 

ですので、個人的には「常用してもよいか?」という問いに対しての答えは「No」です。

これはヘパリン誘導体に限った話ではないです。

医薬品を健康維持のために誰かに勧めるのは、愚の極みです。

 

美容でヘパリン誘導体を勧めるのは、風邪を予防するために普段から風邪薬を飲むように

勧めているのと大差はないと思います。

 

 

将来的にはコエンザイムQ10のように、化粧品でも使えるようになる日がくるかもしれませんが、

今のところ、そうなっていないのは、そういうことなのだと。

(そんな日がこれば、その時は考え方を改めます)

 

 

あと、非常に重要なことなので、以前の記事と重複しますが、

改めて書いておこうと思います。

 

ヘパリン類似物質の作用としては保湿作用、抗炎症作用、血行促進作用の3つ。

角質層よりも下に浸透して作用します。

医薬品なので、別に角質層までにとどめる必要性はないのです。

 

注意点は、

傷があると症状が悪化するといわれます。

また、抗炎症作用があるといっても、かなり弱く、

炎症部に塗るとむしろ悪化するとのこと。

 

その原因は、血行促進作用と、血液凝固抑制作用(ヘパリンの本来の作用)によるもので、

一連の炎症反応を加速させてしまうからだそうです。

また、血行促進により、かゆみが出る場合があるので、

アトピーとの相性はよいとはいいがたいです。

 

アトピーの場合は必ずステロイドと一緒に処方されます。

ステロイドで炎症を抑え、そこにヘパリン類似物質で保湿し、

バリア機能の改善に努めるというやり方になります。

 

ステロイドは嫌だからといって、ヒルドイドだけを使うと

よくなるどころか、悪化する一方ですのでご注意を。

 

セラミドのほうが手っ取り早いとは思いますが、

価格で比較された場合は、圧倒的にヘパリン誘導体のほうが安いですからね~

 

あくまで、治療薬としては非常に優秀だと思います。

ただ、使い方はちゃんと守ろうって話ですので誤解のないようお願いします。

 

 

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