ポリアミン

まつ毛専用サプリ?!

まつげ育毛サプリメント【バンビウィンク】なるものを見つけて、

久々に「うまいな~」と思いました。

日本初だそうです。


この商品のメイン原料となるポリアミン米由来のポリアミンで、

髪や爪が伸びるというふれ込みで売られていた原料です。

髪専用のサプリメントとして、私自身も何度か企画したことあります。


まあ、髪が伸びるんだから、まつ毛も伸びるだろと思いますが、

敢えてそこにフォーカスすることで、使用者に意識させるわけです。

本来は、髪や爪、肌にも変化は表れてくるはずですが、

敢えて、それらを切り捨て、まつ毛専用にしているところが巧いわけです。

(普通は、あれもこれもいいたいわけですからね)


意識させることで、微妙な変化にも気づくようになります。

もし髪専用サプリで売っていたら、まつ毛の変化はおそらく気づかないと思います。


また、敢えてターゲットをニッチにすることで、

競合商品のないブルーオーシャンで勝負できます。


しかも、オルトが販売してるってのが驚きですわ。

もともと原料メーカーで国内で最初にアサイの販売を行い、

アサイを日本で流行らせた会社です。


自社原料というアドバンテージを使わずに、

他社の原料で作ってくるところを考慮すると、

川上では儲からないので、川下に下りてきたと考えるべきなのかな?


 

さて、このポリアミンとは何かというと、

脂肪族炭化水素の総称で、20種類以上存在しているそうですが、

その中のスペルミン、スペルミジン、プトレスシンの3種類が

この米由来のポリアミンに含まれています。

 

細胞の増殖に深く関わっており、

成長期に盛んに合成されます。

母乳にも含まれていることから、

粉ミルクにも配合されてきています。

 

そして、年齢と共に減少していくので、

老化の1つの原因とも考えられています。

なぜ、ポリアミンの量が年齢と共に減るかというと、

ポリアミンが細胞の増殖の際に産生されるもので、

赤ちゃんの時は代謝が活発であり、年をとると代謝が落ちるので、

このような相関ができるわけです。


ようするに、ポリアミンがあるから代謝がよくなるというわけではなく、

代謝がよいからポリアミンが多いって話なんですよ。


で、ポリアミンを増やせば代謝が上がるかというと、

そういうわけではないみたい。


実際の作用が確認されているのは、

老化の引き金になっている炎症を抑えることで、

結果として老化を抑制するということらしいです。




1日の推奨量がオリザポリアミンとして50~100mg/日ですが、

結構な価格しますので、これを守ったら安く売るのは無理ですね。

バンビウィンクも1袋3,780円(税込)は、まあ妥当な価格であると思います。

(買い手として、まつ毛にこの値段はどうかは別としてね)

 

うちとしては、この商品を逆手にとって、

まつ毛にもいいけど、薄毛とか爪にもいいよ~

といって販売するほうが楽なのかな?

 

そういった要望がチラホラありますからね。

2000円切るくらいが妥当なんでしょうが、

なんせ、原料価格が1mg配合するような商品と

同じ価格ですからね・・・

 

商品名もナチュセラポリアミンとか、語呂が悪すぎるしな~(笑)

相性としてはナチュセラホワイトに入れるといいんだろうけど、

入れたら値上げしないとやってけないし、悩ましいところです。



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