スーパーイソフラボン、エクオール

大豆イソフラボンの恩恵は50%の人しか受けれない?!

エクオール

注目の素材であることは間違いない、

【エクオール】

 

これが市場に出回ったら、

業界に大きな影響を与える可能性は

非常に高いですね。

 

それくらいのものなんですよ。

化粧品業界はもちろん、

健康産業全体に影響するでしょう。

 

さてさて、エクオールとは何ぞやというと、

別名、スーパーイソフラボンと呼ばれ、

 

一言で言えば、スゲーイソフラボン(笑)

 

食事でとったイソフラボンは、

ダイジン、ゲニスチン、グリシチンという形で存在します。

(全部大豆イソフラボンです)

 

これらは、糖が結合した配糖体と呼ばれます。

糖がないと自然界では不安定なためです。

セラミドが遊離セラミドとして存在しにくいのと

おなじです。(グルコシルセラミドはセラミドの配糖体)

 

それぞれ、腸内細菌により、

ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテインという

糖が取れた状態にされて、初めて体内へ吸収されます。

 

このうち、ダイゼインがさらに腸内細菌により

代謝されると、エクオールになります。

 

その代表的な乳酸菌の1つが

ラクトコッカス20-92であることがわかっています。

 

この菌株さえ手に入れば、

あとは大豆を発酵してやるだけなんですよね。

 

まず、普通の乳酸菌でダイゼインを作らせて、

その後にラクトコッカス20-92で発酵させたほうが

効率的かな?

 

もしくは、大豆イソフラボンを発酵させるか・・・

 

技術的にはそんなに難しくないのですが、

まあ、後追いでやったら負けるので、

やりませんけどねー

 

で、このエクオールを作れる人は、

日本人のだいたい半分と言われます。

 

後の半分はエクオールを作れないので、

大豆イソフラボンの恩恵をきちんと受けれない

と言えます。

 

ただし、20代ではエクオールを作ることが

できるのが20%くらいらしいのです。

 

それは、食生活の欧米化、

豆製品を食べる習慣がないなどから、

エクオールをつくるための腸内細菌の

勢力が伸びないことに由来すると

考えられます。

 

作れる、作れないに関わらず、

大豆製品を多く摂取することは、

とても大事なことなのかもしれません。

 

 

エクオールに期待できること

大豆イソフラボンでいわれている、

更年期障害の改善、骨密度の増加をはじめ、

メタボリックシンドロームの改善、

乳がんの予防、シワの改善などが挙げられます。

 

とくに、エクオールを作れる人は、

介護度、死亡リスクが低い傾向にあるとのこと。

 

ぶっちゃけ、老化が遅いということです。

 

まあ、そういう人は、もともと大豆をよく食べる人

である場合が多いので、

 

エクオール産生によるものなのか、

大豆イソフラボンによるものなのか、

正直定かではないのですけどね。

 

とりあえず、大豆の推奨摂取量、

1日100gを毎日続けてみるのが

確実かな・・・

 

最近はエクノールの簡易チェックのキットが

売られているみたい。

 

メイン商品の伏線としては、

まあ上手いですな。