セラミドはどのようにして保湿するのか

セラミドの保湿するイメージ

セラミドは保湿成分と知られるので、

様々な化粧品に配合されています。

 

ヒアルロン酸は、1gに6リットルの水分を

保水することができる、というコピーを

聞いたことがあると思いますが、

 

同じ保湿成分という括りで、

どうもセラミドもヒアルロン酸と同様に、

保水するものだと思っている方が多いのだな・・・

 

と、とあるブログを読んでて思いました。

 

スポンジのように水分を保持するイメージをお持ちのようで・・・

 

 

まず、セラミドは保水しません。

セラミドは複合脂質の一種なので、水に溶けません。

ですから、セラミド配合のものはクリームや乳液が多いのです。

 

 

セラミドのイメージはサランラップが一番近いと思います。

 

膜を作って、水分の蒸散を防ぎ、

外からの刺激のバリアとなります。

 

例えば、おにぎりをそのまま放置すれば、

カピカピになって、食べれなくなりますが、

 

サランラップをしておけば、

カピカピになることなく、おいしくいただけます。

 

 

もし、セラミドがなければ、

我々はカピカピになってしまうのです。

 

生き物が海から陸に上がってこられたのは、

セラミドあってのことなのです。

 

 

え?

 

顔にサランラップをすればいいのかって?!

あまりお勧めはしないかな・・・



もう少し、ちゃんとした話をすると、

セラミドで水を挟み込む感じで保水します。


断面図はセラミド、水、セラミド、水・・・という感じで何層も重なって

細胞間脂質に存在します。


セラミドに挟み込まれた水が湿度0%でも蒸発しないし、

マイナス20度でも凍らないんですよ。

 

 

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