医薬部外品ってのは、安全性を担保した化粧品になります。 有効成分を規定量いれれば、効果効能を謳えるわけですが、 化粧品よりも効果が高い・・・とは必ずしもならないです。 医薬部外品を化粧品の上位互換であると勘違いされている人は多いですが、 たとえば、ナイアシンアミドは医薬部外品では0.1~1%までの配合となりますが、...
配糖体とは、糖と糖以外の有機化合物が結合した化合物の総称です。 水溶性が増すため、自然界では多くみられます。 例えば女性ホルモン様作用があるとされるイソフラボン。 大豆などに含まれているわけですが、これは配糖体の状態で存在します。 セラミドも植物セラミドは配糖体で存在しています。...
日本メナード化粧品は、メラニンやコラーゲンの量、肌の明るさやシワの深さに NEIL1と呼ばれるDNA修復酵素の発現量が関係していることを発見したとの 発表をしました。 NEIL1の発現が低い肌では、紫外線などで損傷を受けたDNAの修復が滞り、 シミやシワなど複合的な肌悩みが生じやすくなると示唆されたというわけ。
バイオログ美酒爛漫の米ぬか発酵エキス PHEって原料をサティス製薬から 購入していたのですが、10月31日をもって終売とのお知らせが来ました。 ナチュセラローションに使用しているので、原料がなくなる前に 処方を弄らないといけなくなりました。 サティス製薬は独自の原料開発に注力しており、ウチで作ればこの独創性ある...
オリザ油化の原料である桜の花エキスに新たな効果が確認されたとのこと。 弊社でも多用していますが、元々は抗糖化作用を謳っている原料で、 抗糖化原料の先駆けとなった原料でもあります。 あれから10年以上も経つのか・・・ そんな桜の花エキスからテロメア延長作用が確認されたとのこと。...
レチノールといえば資生堂、資生堂といえばレチノール。 というわけで、資生堂の研究発表になります。 「肌内外3D弾性イメージング技術」というちょっとよくわからん技術が資生堂にはあり、 これを使って、肌内部の状況を観察したそうな。 超音波を当てることで、内部の可視化をするんだとか・・・...
ポーラの研究でシワ部分では細胞の遊走スピードが低下しており、 それが原因でコラーゲンの修復が遅れ、シワが形成されるのではないか? との知見を示しました。 細胞同士を固定結合するビンキュリンというタンパク質があるのですが、 シワ部分ではビンキュリンの発現量が低下していることを明らかとし、...
日本メナード化粧品と名古屋大学大学院 生命農学研究科 森林化学研究室 及びあいち産業科学技術総合センターと共同で、皮膚に塗布した成分の 皮膚内部への浸透状態を立体的に可視化する新たなイメージング技術を開発しました。 この技術を活用することで、ビタミンCの皮膚内部への浸透経路を立体的に 解析することに成功したとのこと。(上図)
資生堂は、M2マクロファージが線維芽細胞に働きかけてコラーゲン線維を 太く丈夫にする機能を持つことを発見したとの発表をしました。 マクロファージは白血球の一種で食細胞とも呼ばれます。 マクロファージはM1とM2の2種類が存在するとして、 M1は炎症を促進し、感染防御に大きく貢献する一方、 M2は炎症を抑え、組織修復を促します。...
フィトレチノールはオリザ油化の原料で、バクチオールを含んだ 抗シワ原料になります。 弊社でも使用していますが、フィトレチノールに新たな効果が確認されたとの ことでご紹介をしたいと思います。 ①UVA 照射による線維芽細胞の委縮抑制 正常線維芽細胞に UVA を照射した際、通常は細胞収縮が起こります。...