ホーム<セラミドの種類


セラミドについて


セラミドの種類

ここ近年、ようやくセラミドの認知度が上がってきたところですが、

市場には色々な名称のセラミドが氾濫しています。

 

「セラミドはセラミドだろう・・・」

 

そう認識している方が多いのですが、

呼び方によってはセラミドではないものもあります。

 

素肌セラミドを名乗る以上、他のセラミドと何が

違うのか明確にするために整理してみました。

 


素肌セラミドとは?


素肌セラミド
なちゅせら

 

素肌セラミドとは、

天然ヒト型セラミド+5種類の天然ヒト型セラミド

ミックスしたもののことです。

ヒトの肌に最も近いセラミドということで、

素肌セラミド勝手にと命名しました。

 

なちゅせらは素肌セラミドのイメージキャラです。

天然ヒト型セラミドも合成のヒト型セラミドも形は同じですけどね。

 

 

天然ヒト型セラミドは、焼酎のもろみから抽出されます。

焼酎を作るために使われる麹菌が

天然ヒト型セラミドを作り出します。

ただ、非常に少量しか取れず、100kgの焼酎もろみからわずか

120gしか取れない、大変希少なものです。

 

そのため、非常に高価な原料となっています。 

 

素肌セラミド詳細はこちらへ

 


ヒトの肌のセラミドは342種類以上ある


皮膚セラミド

セラミドは角質層の細胞間を満たす「細胞間脂質」(近年は細胞外角層脂質と呼ぶのが主流らしい)に含まれており、40~50%をセラミドが占めています。

他は、脂肪酸とコレステロールになるわけですが、バリア機能および保湿機能は、80%セラミドに依存しています。

(他の脂質でセラミドをカバーしようと思うと5倍の脂質が必要になります。これが脂性肌の原因の1つになります)

 

ちなみに、他の臓器と比べ、肌のセラミド量は圧倒的に多く、

脳の約35倍、肝臓、腎臓の約50倍になるそうです。

 

自然界に存在するセラミドは、

天然型セラミドと呼ばれ、合成的にできる立体異性体と区別されます。

(ヒト型セラミドと呼ばれているものでも、品質の悪いものは混在しているものもあります。

素肌セラミドは、自然界からそのまま抽出しているので、

当然、立体異数体は存在しません

 

セラミドはスフィンゴシンと脂肪酸がくっついたものです。

スフィンゴシンは4種類、脂肪酸は3種類あり、

12種類存在しているのが確認されています。

セラミドの後に数字がくるのは、便宜上の呼び方になります。

(セラミド11、セラミド12は使われることはありません)

 

 

 非ヒドロキシ

 脂肪酸

 α-ヒドロキシ

脂肪酸

 ω-ヒドロキシ

脂肪酸

スフィンゲニン

 セラミド2

セラミド5 セラミド1
フィトスフィンゴシン セラミド3 セラミド6 セラミド9
ヒドロキシスフィンゲニン セラミド8 セラミド7 セラミド4
スフィンガニン セラミド10    

セラミド1、セラミド4、セラミド9は脂肪酸は共通で、

スフィンゴシンのみ異なるので、アシルセラミドと呼ばれます。

超長鎖脂肪酸を有し、バリア機能で最も重要な働きをします。

 

その他は、すべて異なります。

(同じ非ヒドロキシ脂肪酸でも、異なるもの)

 

アシルセラミドはアシルグルコシルセラミド(糖セラミド)由来で、

他のセラミドはグルコシルセラミド(糖セラミド)、

スフィンゴミエリン(スフィンゴ脂質)由来となります。

 

アシルセラミドは表皮特有のセラミドで、

バリア機能に重要な働きをもち、不足=水分の漏洩の直結します。

 

特にアトピー性皮膚炎の患者は、セラミド1が不足する

と言われている。

 

つまり、セラミドは大まかに2種類に分けられ、

さらに、スフィンゴシンと脂肪酸の組み合わせで、

11種類に分けられます。

αヒドロキシ脂肪酸+スフィンガニンの組み合わせを

なんというのかは不明。(セラミド11?)

 

さらに、スフィンゴシン、脂肪酸には、数種類の

異数体が存在し、その組み合わせを数えるた結果、

ヒトの肌から342種類のセラミドが発見されています。

文献上ではセラミド3A、セラミド3Bが確認できています。


セラミド前駆物質


セラミドは不安定な性質があるので、

自然界のほとんどは糖セラミドとして存在するか、

ホスホリルコリンを結合したスフィンゴ脂質として

存在します。

 

経口摂取では、体内の酵素処理によって、

セラミドへと変換しますが、塗布してもセラミドと

なることはありません。

 

ちなみに、セラミド前駆体も色々種類があります。

   親水性頭部 スフィンゴシン  脂肪酸 
 スフィンゴミエリン      
   SM1 ホスホリルコリン  スフィンゲニン 24脂肪酸 
   SM2 ホスホリルコリン  スフィンゲニ 16脂肪酸
   SM3 ホスホリルコリン スフィンゲニ

16α-

ヒドロキシ

脂肪酸 

 グルコシルセラミド  
   GC1  グルコース スフィンゲニ

非ヒドロキシ

脂肪酸

   GC2  グルコース

フィトスフィンゴシン

非ヒドロキシ

脂肪酸

   GC3  グルコース

 ヒドロキシ

スフィンゲニン

非ヒドロキシ

脂肪酸

   GC4  グルコース  スフィンゲニン α-

ヒドロキシ

脂肪酸

   GC5  グルコース  フィトスフィンゴシン α-

ヒドロキシ

脂肪酸

   GC6  グルコース

 ヒドロキシ

スフィンゲニン

α-

ヒドロキシ

脂肪酸

アシルグルコシルセラミド      
  AGC1  グルコース スフィンゲニン ω-

ヒドロキシ

脂肪酸

  AGC2  グルコース

ヒドロキシ

スフィンゲニン

ω-

ヒドロキシ

脂肪酸