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アシュワガンダエキスの悲劇

ある日突然、医薬区分になる

アシュワガンダ(Withania somnifera)は、ナス科のインド原産の低木。

ヒンズー語では「馬のにおい」を意味し、インドの伝統的な民間医療(アーユルヴェーダ)で

使われてきました。

ストレス緩和作用、免疫力の強化、鎮静効果、睡眠の質を改善などなど、

様々な効果があるとされています。

 

アダプトゲン素材としてサプリメントの原料に使われてきたのですが、

ある日突然、食区分から医薬区分への変更が通達されました。

水面下で進められてきたため、本当に唐突で会社に出勤してその日の朝刊で知ることになりました。

普通は、原料メーカーから「医薬品になるかも」みたいなアナウンスが入るのですが、

それもなかったんよなー

 

1年の猶予期間があったので、混乱はなかったのですが、

使用していた製品の処方を変える作業に奔走した記憶があります。

予め分かってたら、提案はしてないわけですから。

 

まあ、「医薬品になるくらい効果がある」っていって在庫を捌いたそうなんですが、

実際はそういうわけではなく・・・

 

アシュワガンダに含まれる成分でウィタノリドってのがありまして。

構造的にステロイドに近く、ステロイド様作用があるとされます。

副作用があるとされ、食薬区分の変更が行われたってのが実情。

 

副作用は消化系の不快感、甲状腺機能亢進症を誘発、肝機能の低下、アレルギー反応、

薬物相互作用が挙げられています。

通常の摂取量ではほぼ起こらず、過剰摂取した時の懸念であり、副作用はの実例は

稀であったんですけどね。

 

 

これで医薬品成分として活躍してくれれば文句はないのですが、

現状、これを医薬品として使われいるかとえば、否。

高い効果が認められて医薬品へと昇格したわけではないのです。

副作用だけが認められた成分なんて使われるわけもなく。

 

実質、この原料を日本市場から締め出しただけなんですよ。

海外では普通にサプリメントの原料として使えますから。

 

まず間違いなく、政治的な圧力があったんだろうなーと。

4つくらい同時にそうなったので、もしかしたら隠れ蓑として

とばっちりを受けただけかもしれませんが。

 

個人的には好きな原料だったんですよねー

効果も高いですし。

そのせいで、事後処理が多くなってしまったんですが。

医薬品になってなかったら、たぶん使っていたと思います。

 

アシュワガンダエキスはサビンサジャパンの原料を使用していたのですが、

ブラッククミンシードエキスの原料もサビンサなんですよね。

 

素晴らしい効果をもっているのですが、それ故にふっと頭をよぎったんです。

あ、こいつも医薬品になっちゃうかも・・・ってね。

あんまり広めちゃまずいかもしれないなー

なんて思ったり。

 

 

 

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