実に四半世紀ぶりの出来事なんだって
米国食品医薬品局(FDA)は6月9日、新規紫外線吸収剤である
ベモトリジノール(BEMT)を一般用(OTC)日焼け止めモノグラフに
追加する最終行政命令を発行しました。
業界ニュースとなっていたのですが、そんなに騒ぐことなのか?
と思ったり。
FDAに新規の日焼け止め成分が認可されたのが1999年以降初とのことで、
27年ぶりってことなので、アメリカ市場が大きく反応したってことらしい。
アメリカってサプリメントでは先進国なので、アメリカの動向の10年遅れで
日本にやってくると言われているのですが、意外なことに日焼け止め市場では
後進国なんだそうな。
なんでもFDAにしなきゃいけない手続きが膨大でクッソ面倒なんだとか。
悪い意味で凄く有名なんだそうな。
驚くべきことに日焼け止めって化粧品ではなくて、医薬品にカテゴライズされ
ているんだって。アメリカでは。
厳格な安全性および有効性の審査(GRASE判定)をクリアする必要があるんだそうな。
BEMTはビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(長い)
という成分名ですでに使用されている原料。
粘膜に使用しなければ3%配合可能です。
油溶性の紫外線吸収剤、UV-B〜UV-A と幅広い波長に対応可能で、
かつ光安定性に優れています。
日本では2009年に認可されており、次世代の日焼け止めなんて言われていたそうな。
もちろん、世界的にもスタンダードになりつつある成分です。
原料としては
Eusolex® BEMT(スソニティジャパン合同会社)
Helioptis BEMT(IMCD Benelux B.V.)
Sarasorb BEMT(Sarex Overseas Private Limited)
SUNBEMT-S(SUNJIN BEAUTY SCIENCE CO., LTD.)
などがあり、海外の原料メーカーが占めています。
紫外線吸収剤とは使ってないし、使う気もないので全く分からん世界ですが、
紫外線吸収剤も日進月歩してんだなー
粉末原料で、ロットが大きいためOEMメーカーは使いたくないって原料
なんだろうなー
吸収される波長は290~360nm
UVB、UVAⅡは完全に守備範囲となります。
昨今言われるのロングUVAには対応できません。
そう言われると、確かに周回遅れ感があるかな・・・
昨今のトレンドは新規の紫外線吸収剤を開発するよりは、
既存の紫外線吸収剤を如何にしてブーストさせるかってのが
研究テーマとなっているっぽいです。
あとは、サンゴ問題とかで、環境に配慮しているってのをウリにしている
ところが目につくかな。
何はともあれ、アメリカ市場では日焼け止め市場が大いに賑わうことが予想され、
市場が大きく変わるきっかけになるのではないかと思われます。
まあ、日本への影響はないかな。
BEMTを使っている日焼け止めがアメリカに輸出できるようになったって
ことくらいではないかなー
【関連記事】
<<<前 次>>>
