ヒアロベール®
ヒアロベール®はキューピーの原料で、ヒアルロン酸にプラスの電荷をもたせた
吸着型ヒアルロン酸。水で洗い流されないヒアルロン酸として重宝されています。
表示名はヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
100%粉末品のヒアロベール-P、1%品のヒアロベール、
防腐剤をフェノキシエタノールにしたヒアロベール-MPFの
3種類のラインナップになっています。
ヒドロキシプロピルトリモニウムがプラスの電荷をもった高分子で、
コラーゲンとくっつけたり、ケラチンとくっつけたりと、汎用性が高い成分。
肌や髪はマイナスの電荷を帯びており、プラスとマイナスは引かれ合うので、
吸着するというわけです。
通常のヒアルロン酸であれば、水で洗い流しただけで全く残らないのですが、
このヒアロベールは洗い流されることなく、ほぼほぼ残ります。
洗顔後も潤い持続するというわけです。
洗顔後でもといいましたが、このヒアロベールは洗浄剤にも強いです。
基本的に洗浄剤は陰イオン界面活性剤となります。
ヒアルロン酸は水溶性で油には溶けません。
そして陰イオン界面活性剤の親水基がマイナスの電荷を帯びています。
結果、上図のような状態になります。
洗浄剤の仕組みとして、基本は皮脂やメイク汚れなどに疎水部が刺さって、
親水部が表に曝されるので、水によって汚れを引っぺがすわけですが、
ヒアロベールで覆われた肌は疎水部が表に出ている状態になります。
つまり、洗顔剤がちゃんと機能しないわけです。
電気的に中和されるので洗い流せそうではあるんですが、
疎水基が邪魔するってね。
よくできてるよなー
利点としては、プラスとプラスは反発するので、ビルドアップはしないってこと。
髪のコンディショニング剤としては非常に優秀かも。
成分の浸透を阻害することもないしね。
じゃあ、一生くっついているの?
というとそうではなくて、肌は代謝していくので、
代謝と共に落ちます。
ただ、ガッツリ膜を張るので剥離が鈍くなる可能性があります。
ヒアロベールの推奨濃度は0.1%。
1%品であれば10%の使用となります。
多くの製品はここまで入れていないことの方が多いので、
特に気にする必要はありません。
しかしながら、原液、つまりは1%となると話が変わってきます。
肌代謝を阻害することになりかねないので、おススメはできないです。
洗顔料に配合して乾燥を防ぐだとか、髪のコンディショニング成分として
使うのが望ましいんでないかなー
原料メーカーもそういう意図で作っていると思いますし。
【関連記事】
