基底膜に効く原料ってあんまりないのです
クロノラインって凄い原料なんですが、イマイチ浸透していないというか
他のペプチド原料に埋もれている感が凄くあります。
ウチもナチュセラ煌に入れて以降、特に扱っていません。
クロノラインはカプロオイルテトラペプチド-3という成分。
HGF様作用のあるペプチドで、HGFの受容体にハマる部分を人工的に
作ったものになります。
HGFの必要なとこだけを切り出したのがクロノラインってわけさね。
クロトーホルモンを模したクロシデントと同じ原理です。
利点として、分子量が小さくなるので肌の奥まで浸透します。
また、HGFなどの成長因子は過剰にならないようにフィードバックを受けるため、
濃度が濃すぎるとオーバードーズを起こし、効果が下がるという現象が起こります。
しかし、クロノラインはそういった影響を受けないので、高濃度で配合可能です。
欠点はタンパク質なので、熱に弱いです。
ですので、クリームやジェルといった形状には不向きになります。
EGFをはじめ様々な成長因子、それを模したペプチドっていっぱいありますが
ほとんどは熱に弱いです。
受容体部分の凹にはまる凸部分が変性したら、結合できなくなり、
結合できないなら作用は一切ないわけで。
ありとあらゆるペプチド集めました!ってな超高級クリームありますけど、
残念ながら意味ないのです。
クロノラインの凄いとこは、基底膜に作用するってこと。
基底膜は表皮と真皮の間の境界線のようなもので、新しい細胞を生む場所でもあります。
肌を根底から支える重要な部分でありながら、基底膜に作用する原料ってあんまりないです。
クッソ重要な部分であるのですが、非常に脆い部分でもあります。
そして、歳を重ねるにつれ、修復がままならない状態へとなります。
それがシワであったり、たるみの原因の1つとされます。
実際、クロノラインは抗シワ作用があり、その効果はレチノールに引けを取らないものです。
土台が崩れたから凹んでいるわけですから、土台を正せば凹みもなくなるわけで。
基底膜を正常な状態まで戻してくれる、クロノの名を冠しているのは伊達ではありません。
さらに基底膜はシミにも大きく関わっており、シミが消えないのは
基底膜が正常に修復されず、代謝がうまく行われないからということが
明らかとなっています。
基底膜を若いころの状態に戻すことは、シワだけでなくシミにもよいというわけ。
そもそもHGFは基底膜に貯蓄されており、ダメージ時に放出されて、
基底膜の再構築を促す起爆剤となります。
このHGFの減少が、基底膜の再構築が行われなくなる根本的な原因なわけです。
HGFは基底膜の修復を始めるスイッチの役目をしており、
クロノラインはHGFのスイッチの役目をする部分だけを切り取ったものなので、
効果が高いってわけ。
ラミニン、フィブロネクチン、7型コラーゲン(基底膜の構成成分)の産生を高める、
ヘパラナーゼ、MMP-9などの分解酵素を抑制するって原料はありますが、
基底膜を若返らせるって効果はクロノラインしかないのですよ。
是非、クロノラインの効果を実感していただきたいと切に願っております。
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